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コーヒー豆をハッキングする

コーヒー豆と残留農薬問題の危険性について

食品に関するニュースでは定期的に農薬の問題が話題に上がります。基準以上の農薬を使ったために実際に食べる作物にも多くの農薬が残ってしまい健康に被害が出たなどというものですが、これはコーヒー豆でも発生する可能性があります。

実際に過去に何度か残留農薬の問題で特定の国から日本へのコーヒー豆の輸出が禁止されたこともあります。コーヒーが作物である以上、農薬との関係は切っても切れません。今回はそんなコーヒー豆と農薬の関係について書いて行こうと思います。

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コーヒー豆は世界第2位の農薬使用作物

コーヒー豆は元をたどっていくとコーヒーノキという植物の実です。植物ですので他の作物と同様に、栽培する際には農薬が使用されることが多いです。特にコーヒーの場合にはさび病という天敵が存在します。

さび病は感染性の高い植物の病気であり、今までに多くのコーヒー農園を壊滅させてきました。その感染性の高さから1つの農園でおさまることがなく、場合によっては国全体に感染が広がることがあります。

そのためにコーヒー農家はさび病を始めとした病気や害虫からコーヒーノキを守るために農薬を使用する必要があります。農薬を使うことで病気からコーヒー豆を守り、大量生産することが可能になります。

参照記事
コーヒーを何度も壊滅に追いやってきたさび病の原因と歴史

特にコーヒーはどこでも栽培できるわけではなく、赤道付近のコーヒーベルトというエリアでしか栽培することができません。しかしコーヒー豆の需要は年々増加しており、その期待に応えるためにも農薬への依存度が高くなる傾向にあります。

実際にコーヒー豆は世界で農薬が使用されている作物の第2位であり、1位の綿に次いで大量の農薬が使われている作物になります。

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コーヒー豆の残留農薬問題

コーヒー豆を栽培している段階で農薬が使用されることは特段問題ではありません。問題なのは最終的に収穫されるコーヒー豆にまで農薬が残ってしまうことです。これを残留農薬といいます。

残留農薬が人間の健康に与える影響は農薬の種類にもよるのですが、一般的によく発生する悪影響としては、発がん性、皮膚障害、ホルモン異常などが指摘されることが多いです。

日本では食品衛生法によって、どれくらいの量までだったら残留農薬が含まれていてもいいか基準値が設定されています。この設定値を上回らない範囲内であれば健康に与える影響はないとされ、日本で流通しているコーヒー豆はこの法律によって安全が保たれています。

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実際に今までに何度か残留農薬問題が発生したことがあります。2003年にはブラジル産のコーヒー豆で基準値を超える農薬が検出されました。最近の2015年にはコロンビア産のコーヒー豆で同様の問題が発生しました。

中南米だけでなく、エチオピアなどのアフリカ諸国や、インドネシアなどのアジア諸国でも残留農薬問題が発生したことがあり、重要な問題として今でもたまに取り上げられています。

農薬を避けるならオーガニックコーヒー

普通のコーヒー豆は農薬が使われていることが多いのですが、農薬を使わないオーガニックコーヒー(有機栽培コーヒー)というものも存在します。オーガニック系の食品はコーヒーだけでなくあらゆる食品で使われているのでイメージしやすいかと思います。

オーガニックコーヒーは農薬や化学肥料を使用せずに生産するので、先ほどの残留農薬の問題を心配する必要がありません。最近では健康志向の高まりからこのオーガニックコーヒーに対する需要が高まっています。

参照記事
オーガニックコーヒー豆とは本当に万能なのか?

焙煎しても農薬が全てなくなるわけではない

コーヒーの農薬に関して、コーヒー豆を焙煎する過程で残留農薬は全てなくなるので農薬を心配する必要はないという意見をよく耳にします。確かにコーヒー豆を焙煎する過程で大半の農薬はなくなります。

しかし、厳密に全ての農薬が焙煎の過程でなくなるというわけではありません。もっとも、健康に害を及ぼすほどの農薬が残ることはないので特段気をつける必要はないでしょう。

どうしても農薬が気にかかるという人はオーガニックコーヒーに切り替えるなどの対応を行い、対策を行うのが良いかと思います。

参照記事
シングルオリジンコーヒー(シングルエステートコーヒー)とは?

 
 

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