フォースウェーブはここから始まる。

コーヒー豆をハッキングする

フォースウェーブを作る可能性のあるコーヒースタートアップまとめ

コーヒー業界をもっと盛り上げようと今までになかったサービスを提供しようとしているスタートアップ企業が世界にはたくさんあります。僕はそういうベンチャー的なコーヒー関連会社が好きなので、このサイトでも度々紹介してきましたし、今後もご紹介していく予定です。

今回はその中でもまだ創業したばかりで世間的には知られていませんが、今後さらに飛躍して注目されていくのではないかと個人的に感じている海外のスタートアップ企業についてご紹介していきます。

参照記事
1億円以上の資金調達したコーヒースタートアップの業界地図

Beanstock-コーヒー生豆のマーケットプレイス

Beanstockはコーヒーの生豆の卸売業者とカフェなどをマーケットプレイスでつなぐサービスを提供しています。まだβ版しか出ていないので、本格始動はもうすこし後になりそうですが、コーヒー豆の仕入れの仕組みを変えようとしています。

コーヒーの生豆を供給している業者が全て1つ屋根の下に集まって、そこから最も条件の良いコーヒーの生豆を仕入れることができるということにはニーズがあるかと思います。

またAIを活用して、ベストなコーヒーの生豆を紹介してくれるようなアルゴリズムも開発しており、たくさんあるコーヒー業者の中から最も最適な会社を見つけることができます。

Beanstockさん(@hellobeanstock)が投稿した写真


創業者であるNick Spilgerは、
 
”我々はより良いテクノロジーは効率化をもたらし、コーヒーの生豆にその効率化をもたらすことは、サプライチェーン全体に良い影響をもたらすと信じている。そしてそれは、消費者にもっと美味しいコーヒーをもたらし、カフェにも利益をもたらす。(We believe good technology drives efficiency, and that efficiency in green coffee sourcing can spur positive social and environmental impact across our supply chain, resulting in better coffees for consumers and greater value for producers.)”
 
とコメントしています。コーヒー豆の仕入れ方法についてはあまり昔から進化していないので、その部分にメスを入れてイノベーションを起こそうとしています。たくさんあるコーヒー豆の卸売業者の中から最も良いところを選べるので、コーヒー豆の原価や鮮度などを飛躍的に向上させる可能性があります。

参照記事
ピーベリーとは何か?!レアな高級コーヒー豆の特徴について

Aroma Pass-家庭用コーヒーの定期購入

AromaPassはイタリアのスタートアップであり、鮮度の高いコーヒー豆をオンラインで定期購入できるサービスを提供しています。イタリアの国内でも技術力が高くて評判の良いコーヒー豆の焙煎所の多くと契約しており、ユーザーはAromaPassのサイトから、自分にあった家庭用のコーヒー豆を選んで購入することができます。

AromaPassはFrancesco ParrettaとMarco Moschiniの2人の若者によって創業されました。もともと学生時代から大学の横にある焙煎したてのコーヒーを提供するカフェでだべっていたらしく、そこでコーヒーに目覚めて、この美味しいコーヒーを家庭用のコーヒーにも応用できないかと思って創業したのがきっかけです。

Enzo Romano 📱📷 🎨さん(@_enk)が投稿した写真


2015年に創業したばかりではありますが、すでに投資ファンドからの資金調達にも成功しており、その資金をもとにさらなる事業の拡大が期待されています。ヨーロッパではイギリスではよくコーヒー関連のスタートアップが出てくるのですが、他の国からコーヒーのスタートアップが出てくることがあまりありません。

そんな中でAromaPassはイタリアのスタートアップであり、伝統的なヨーロッパの美味しいコーヒーに最新のテクノロジーを融合した画期的なサービスができるのではないかと注目は高まっています。

参照記事
カスカラコーヒーやカスカララテという豆殻かすを活用した飲み物

Hiline Coffee-エスプレッソマシン用コーヒーの定期購入

Hiline CoffeeもAromaPassと同じで家庭用のコーヒー豆をオンラインで定期購入できるサービスをニューヨークで提供しています。このスタートアップにおいてもコーヒー豆の鮮度維持に関しては強いこだわりを持っており、コーヒー豆の注文がユーザーから入った後に、コーヒー豆の焙煎をします。

そのために焙煎したばかりのコーヒー豆を手に入れることができて、いつもより美味しいコーヒーを家庭で飲むことができます。普通のコーヒー豆以外にも、アイスコーヒー用のコーヒー豆や、NespressoやKeuring(オフィスとかに置いてあるボタンを押すだけで抽出できるコーヒーマシン)用のコーヒー豆も提供しています。

その可能性の高さから個人投資家が5,000万円($500k)に及ぶ投資を実施しており、その資金は商品開発の費用にあてられています。特にNespressoやKeuring向けに鮮度の高いコーヒー豆を提供していることで他のスタートアップとの差別化を図っています。

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Artis Coffee-焙煎したてのコーヒー豆を提供するサードウェーブコーヒー

Artis Coffeeはサードウェーブ系の実店舗カフェです。このスタートアップの面白いところは、いくつかある店舗すべてにコーヒー豆を焙煎する機械が設置されており、カフェで焙煎をライブ中継で行うところです。焙煎したばかりのコーヒーを提供するお店だと、複数の店舗を持った場合には、どこか一カ所だけで焙煎して、他のお店には焙煎した豆を配送するだけのカフェが多い中で、Artis Coffeeはすべての店に焙煎する機械を設置しています。

しかもそれをお客さんから見える場所に設置して、実際に焙煎している様子を見せるパフォーマンス付きです。既存のコーヒー豆のサプライチェーンのシステムには従わずに、あくまでお客さんに美味しくて鮮度の高いコーヒーを提供するにはどうすればいいかに着目して店舗を設計しているのです。

Artís Coffeeさん(@artiscoffee)が投稿した写真


この画期的なビジネスモデルに賛同する人は実際に多く、すでに9,000万円($865K)の資金調達を行っています。すべての店舗に焙煎機を設置して本当に焙煎したての鮮度の高いコーヒーを提供し、その様子をお客さんに見せて楽しませるというスタイルは今後も拡大していく可能性があります。

参照記事
シグリなどパプアニューギニア産コーヒー豆の特徴

Drop Kaffe-インドのコーヒー牛乳

Drop Kaffeはインドのスタートアップです。「Goodness!」というコーヒー牛乳のようなドリンクがヒットして、2015年に創業して以来かなり急成長を続けています。創業1年で100店舗を超えるバンガロールの店舗に「Goodness!」の代理販売契約をGETしています。

すでに8,000万円($800K)に及ぶ資金調達を実施しており、毎年のように大きな金額を調達しています。コーヒー需要の大きなインド市場において、その需要にマッチした商品開発に成功しているのが、急成長の要因とのことです。

DropKaffeさん(@dropkaffe)が投稿した写真

Cafebond-世界中のコーヒー豆ブランドが購入できるマーケットプレイス

最後にご紹介するのがCafebondです。個人的にこの中では一番注目しているシンガポールのスタートアップです。2016年に創業したばかりの会社なのですが、世界中のコーヒー豆のブランドを購入できるプラットフォームを提供しています。すでにロンドン、メルボルン、シンガポール、北京と世界中の都市にあるコーヒーブランドが提携をしています。

特に東南アジアを中心に事業を拡大している様子であり、世界中のコーヒー豆のカフェのブランドコーヒーが飲めるということで創業したばかりではあるものの、多くのメディアに取り上げられています。創業したばかりなので今後どのように発展していくかは分かりませんが、コーヒー豆の購入のあり方を変える可能性があると感じています。

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コーヒーのフォースウェーブは近い?!

ご紹介しましたようにすでに多くの今までのコーヒー業界のあり方を変えて、もっと美味しいコーヒーが飲めるように多くのスタートアップが世界では生まれています。この中には、かつてのブルーボトルコーヒーがそうであったかのように、日本にも進出してブームになる会社もあるかもしれません。逆に数年後にはサービスとして成り立たなくなっている会社もあると思います。

しかし、もっと良い美味しいコーヒーを提供するために、これらのスタートアップは今までにはないコーヒーを提供しようとしています。その根底にあるのは美味しいコーヒーを提供したいという想いであり、その想いに共感して多くの人が注目しています。

これから数十年で、またコーヒー業界は大きく変動していくのではないかと個人的には感じていますが、このようなスタートアップがその変化を支えて、コーヒー業界をより良くしていくのは間違いないと思います。

参照記事
機械がコーヒーを自動作成するカフェがついにオープン!-Cafe X

 
 

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