フォースウェーブはここから始まる。

コーヒー豆をハッキングする

スターバックスの次に来るコーヒー業界の注目メガベンチャー

前回の記事でコーヒー業界のファーストウェーブ、セカンドウェーブ、サードウェーブについて改めてその流れを見てみて、そこからフォースウェーブを予測してみました。

参照記事
ファースト・セカンド・サードウェーブからフォースウェーブを予測!

その記事を書いてみたところ、実際にどんなベンチャー企業が海外にはあって注目されているのか気になるという意見がTwitter(よかったらフォローしてくださいw)から寄せられたので、現在コーヒー業界のベンチャー企業で投資家から注目されている会社をご紹介していこうと思います。今回はその中でも既に事業拡大に成功しており、大きい会社をピックアップしてみました。

目次

1). Blue Bottle Coffee-サードウェーブを日米で展開-
2). Philz Coffee-サードウェーブをカジュアルに提供-
3). Cafe Coffee Day-セカンドウェーブをワンテンポ遅れた途上国で展開-
4). 注目されているコーヒーベンチャーで既に大きい会社の特徴

Blue Bottle Coffee-サードウェーブを日米で展開-

日本でも大きな注目を集めて上陸してきたので、知らない人はいないのではないかと思います。日本ではサードウェーブコーヒー=Blue Bottle Coffeeというイメージがあるくらいに清澄白河で鮮烈なデビューをした印象があります。サードウェーブコーヒーを実店舗で展開しています。
 
会社名:Blue Bottle Coffee
CEO:James Freeman
本店:カリフォルニア州オークランド
資金調達額:120億円($120M)

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西海岸のベイエリア(サンフランシスコ/シリコンバレー/オークランドなど)に11店舗、ニューヨークに8店舗、ロサンゼルスに6店舗、東京に6店舗で合計31店舗をアメリカと日本の2か国で展開しています。資金調達額が120億円と現存するコーヒーのベンチャー企業で最大規模の資金調達を投資家から行っています。

もともとの創業した場所は、オークランドというサンフランシスコやシリコンバレーから電車ですぐのところにあります。余談ですが、オークランドにはゴールデンステートウォーリアーズというNBA(バスケ)のチームやオークランド・アスレチックスというMLB(野球)のチームがあります。

スポーツ好きな僕はサンフランシスコで働いていた際には何度か行ってました。しかし、とにかく治安が悪くて、街を歩いてもラリってる人たちがたくさんいるような街で、バーやクラブに行くとたまにからまれてました(笑)

参照記事
ドゥ・マゴ・パリは文学賞にもなった歴史あるカフェ

CEOであるJames Freemanさんにもお会いしてお話を聞いたことがあるのですが、とても芸術家タイプで魅力的な経営者でした。日本でいうとプロジェクションマッピングで注目されている「チームラボ」のCEO猪子寿之さん的なタイプだと思いました。

独特の落ち着いた余裕のあるオーラを放ち、元サックス演奏者だけあってどことなく芸術的な何かを感じました。日本出店に伴いグローバルマーケティング的なものはかなり考え尽くされたのかと思い質問をしても、とりあえず日本のカフェに行って、「あ、この人はなんとなくカプチーノ飲みそうだな」とか「あ、この人はラテっぽいタイプかな」とか街行く人々を観察して、日本へのグローバル展開を決断したとのことです。天才肌すぎる(笑)

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参照記事
機械がコーヒーを自動作成するカフェがついにオープン!-Cafe X

Philz Coffee-サードウェーブをカジュアルに提供-

僕が個人的に一番大好きなカフェチェーン店です。アメリカ西海岸のプログラマーからこよなく愛されるカジュアルなカフェです。こちらも先ほどのBlue Bottle Coffeeと同様に、サードウェーブコーヒーを実店舗で展開しています。
 
会社名:Philz Coffee
CEO:Phil Jaber
本店:カリフォルニア州サンフランシスコ
資金調達額:75億円($75M)

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FacebookのCEOであるマークザッカーバーグからこよなく愛されていて、Facebookの本社にどうしてもテナントを入れて欲しいと懇願までされたことでも有名なカフェチェーン店です。サードウェーブで美味しいコーヒーを提供しているにも関わらず、気取ってなくて泥臭い感じが人気な理由です。

多店舗展開するカフェチェーン店はどうしても効率化のためにオペレーションがマニュアル化されてしまい、どこか機械的な印象を持ちがちです。しかしPhilz Coffeeに限っては、マニュアル化があえてされていない部分が多く、それが人間味を出しています。

参照記事
Facebook御用達!パジャマで行けるサードウェーブコーヒ店ーPhilz Coffee

現在はアメリカ国内でのみチェーン店展開をしており、サンフランシスコやシリコンバレーを中心としたカリフォルニアの西海岸で36店舗、東海岸はワシントンDCで2店舗を提供しています。今やプログラマーがひしめく西海岸では無くてはならないカフェとなっております。投資家から資金調達した金額の合計は75億円($75M)であり、コーヒー業界のスタートアップで2番目に多くの資金を集めています。

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余談ですが、アメリカの西海岸で観光客と現地の人を見分ける方法として、カフェのテイクアウトのコーヒーカップで何を持っているのかで判断されることがあります。コーヒーを飲もうと思ってスターバックスコーヒーに行ってスタバのテイクアウトコーヒーを持っている人は観光客で、コーヒーを飲もうと思ってフィルズコーヒーに行ってフィルズコーヒーのテイクアウトコーヒーを持っている人は現地人です。

よく観光客向けに観光地のチケットや野球のチケットなどを売ろうとしている客寄せの人がいますが、手に持っているコーヒーがスタバだったらしつこく付いて回り、フィルズコーヒーだったらあまりしつこく付いて回らないという都市伝説があるくらいです(笑)

参照記事
フォースウェーブを作る可能性のあるコーヒースタートアップまとめ

Cafe Coffee Day-セカンドウェーブをワンテンポ遅れた途上国で展開-

Blue Bottle CoffeeもPhilz Coffeeもアメリカの西海岸の起業でしたが、それらに負けず劣らずの勢いで急成長しているカフェがインドにあります。それがカフェチェーン店のCafe Coffee Dayです。インドのスターバックスと飛ばれており、スターバックスと同じセカンドウェーブ系のカフェをインドで展開しています。
 
会社名:Cafe Coffee Day
CEO:VG Siddhartha
本店:バンガロール(インド)
資金調達額:71億円($71M)

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Cafe Coffee Dayは現在、1530店舗という半端ない数の店舗を主にインド国内で展開しています。1996年にインドで1号店を出して以来、驚異的なスピードで店舗拡大を続けています。そのほとんどの店舗はインド国内ですが、インド以外の国へのグローバル展開も進めており、オーストリア、チェコ共和国、マレーシア、エジプトにも展開しています。

スターバックスコーヒーが海外で流行ってることにいち早く注目し、同じビジネスモデルをインド国内で素早く展開することでインド国内で絶対的な地位を築き上げ、その地位を確立しました。ちなみにCEOのVG Siddharthaは「インドのコーヒー王」というニックネームをつけられております(笑)

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資金調達額も71億円($71M)と、Blue Bottle CoffeeやPhilz Coffeeに負けないくらいの資金調達に成功しています。ベンチャー企業に投資をする会社をベンチャーキャピタルと言いますが、その中でも目利き力はNo1の呼び名が高いSequoia Capitalからも20億円($20M)もの金額を調達しています。

コーヒー業界のスタートアップで多額の資金調達に成功しているのはこの3社です。この3社はコーヒー業界のスタートアップの中でも異次元のスピードで成長しています。この3社以外のスタートアップはまだ創業して数年で、数億円程度しか資金調達しておらず、これから何年か後に世間で注目されるであろう会社ばかりです。

参照記事
今までにない高級インスタントコーヒーが開発された!-Sudden Coffee

注目されているコーヒーベンチャーで既に大きい会社の特徴

以上、現在注目されているコーヒー業界のベンチャー企業で突出している既に大きい会社を見てきました。当たり前といえば当たり前ですが、どれも既存のセカンドウェーブ系かサードウェーブ系のコーヒーチェーン店でした。

Blue Bottle CoffeeとPhilz Coffeeはサードウェーブのコーヒーをアメリカを中心に提供するというもので、Cafe Coffee Dayはセカンドウェーブのコーヒーをワンテンポ遅れた途上国で提供するというものでした。

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Blue Bottle CoffeeとPhilz Coffeeは、いずれはスターバックスコーヒーのようにグローバル展開を進めて更に世界を席巻する可能性があると思いますし、Cafe Coffee Dayもインドのコーヒー市場の拡大に合わせて、インドの膨大な国内需要を満たすべく更に拡大が期待されています。一部ではCafe Coffee Dayの上場も噂されています。

今回は、世界で注目されているコーヒー業界のベンチャー企業の中でも既に成長して事業拡大している会社をご紹介しましたが、次回はまだ規模が小さいものの、いずれはフォースウェーブ(?)として世界を席巻するポテンシャルが高いベンチャー企業をご紹介しようと思います。

参照記事
家庭に焙煎したてのコーヒー豆を届けるスータートアップ -Pact






 
 

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