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コーヒー豆をハッキングする

ベトナム産コーヒー豆の特徴-ロブスタ種最大の生産地

コーヒー豆の生産量の1位はブラジルです。ブラジル産コーヒーの「サントス」などは人気があり日本を含めて世界中の多くの人によって飲まれています。実はそのブラジルに次ぐコーヒー豆の生産量の2位はベトナムなのです。

ベトナムのコーヒーと言ってもあまり聞いたことがなくて、そもそもベトナムってコーヒー作ってるの?と疑問に感じる人も多いと思います。しかし実は近年になってアジアでコーヒー豆の生産量は大量に増えており、ベトナムを始めインドやパプアニューギニアなども高いコーヒー豆の生産量があります。

Arianna Arteaga Quinteroさん(@arianuchis)が投稿した写真


ではなぜ普段の生活でベトナム産コーヒー豆について見ることがないのでしょうか。それはベトナム産コーヒー豆がロブスタ種という品質の低いコーヒー豆がほとんどであり、カフェなどで飲むコーヒーではなくてインスタントコーヒーに主に使われているからです。それについて詳しく見ていこうと思います。

参照記事
サントスなどブラジル産コーヒー豆の特徴!生産量は世界一

目次

1). そもそもベトナムとはどんな国なのか
2). ロブスタ種がベトナム産コーヒーの主流
3). ベトナム産コーヒーの味
4). ベトナム式コーヒーの飲み方

そもそもベトナムとはどんな国なのか

ベトナムは日本と同じアジアの国なのでなんとなくイメージできる人も多いかと思います。面積が約33万㎢と日本とほぼ同じで、人口も約1億人とこれも日本とほぼ同じです。意外にベトナムは日本と共通点が多いんですね。

ベトナム戦争時代などは南北に分裂していましたが、1976年に南北が統一して現在のベトナムが出来上がりました。もともとはコーヒー豆を始めとした農産物や鉱業が盛んな国でしたが、最近では経済発展が著しく、日本からも安い労働力を求めて多くの企業が進出しています。

ベトナムのコーヒーの歴史は浅く、19世紀にキリスト教の宣教師によってコーヒーが移植されて、その後何十年もかけながらゆっくりとベトナム国内でコーヒーが生産されていくようになりました。




ロブスタ種がベトナム産コーヒーの主流

コーヒー豆はざっくりと「アラビカ種」と「ロブスタ種(カネフォラ種)」の2種類に分けることができます。コーヒー豆の品質が高いのがアラビカ種で、コーヒー豆の品質が低いのがロブスタ種(カネフォラ種)です。

アラビカ種のコーヒー豆は栽培するのが大変であり、降水量、日照量、標高、土壌など様々な条件を満たした一定のエリアでしか生産することができません。品質が高く、値段も高い代わりに栽培条件が厳しいのです。

一方でロブスタ種(カネフォラ種)は、標高が低いエリアでも栽培することが可能で、コーヒー豆の木の成長スピードも早く、病気にもかかりにくく、1本のコーヒー豆の木あたりの生産量も多いので、栽培するのが比較的に簡単です。

参照記事
コーヒー豆の産地と栽培条件の特徴について【保存版】

ただしコーヒー豆の品質は低く、抽出されたコーヒーのカフェイン量や水溶性成分がアラビカ種に比べてかなり多く、味も人気がないのでインスタントコーヒーや缶コーヒーによく使われています。

ベトナムで生産されるコーヒー豆はこのロブスタ種がほとんどであり、世界のロブスタ種コーヒー豆の1/3はベトナム産であるとも言われています。ベトナム産コーヒーがロブスタ種を支配しており、結果としてインスタントコーヒーや缶コーヒーにおいてベトナムの重要性が極めて高くなっています。

ベトナムには約14万にも及ぶコーヒー農園が存在しており、全体の90%は小規模農園であると言われています。その小規模コーヒー農家が協同組合などを作って団結し、ベトナムのコーヒー豆の栽培を支えているのです。

近年になってここまでベトナムでコーヒー豆の生産量が上がったのはネスレ社の支援があったからだと言われています。ネスレ社が自社商品のコーヒー豆の供給先としてベトナムに目をつけて、コーヒー農家に技術支援を行ったためにベトナムではコーヒー豆の生産量が飛躍的に拡大したのです。

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ベトナム産コーヒーの味

ベトナム産コーヒーのほとんどはロブスタ種のコーヒー豆なのですが、そんなベトナム産コーヒーの味をひとことで言うと、苦味が強くてコクもきついです。いろんな意味で力強いコーヒーであり、アラビカ種のコーヒーを飲みなれた日本人で好きな人はあまりいないのではないかと思います。

そのためにインスタントコーヒーや缶コーヒーとして使われることが多いです。また普通に飲む場合でも、バターを使って深煎りしベトナム式コーヒーという独特な方法で飲むことが多いです。

参照記事
キリマンジャロなどタンザニア産コーヒー豆の特徴について

ベトナム式コーヒーの飲み方

先ほどから書いている通り、ロブスタ種のベトナム産コーヒー豆は品質が低くて味がそこまで美味しくないです。そのために、ベトナム式コーヒーという独特な方法でコーヒーを飲む文化が普及しました。

まずコーヒー豆の焙煎ですが、ただ焙煎するのではなくて焙煎の過程でバター、砂糖、カカオなどいろんな“調味料”が混ぜられてその上で焙煎します。そしてコーヒーを抽出した後にも、とても甘いコンデンス・ミルクをたっぷりとコーヒーに加えて飲みます。

Musikalitas Garden Cafeさん(@musikalitasgardencafe)が投稿した写真


そうすることで嫌な苦味が消えて、甘いコーヒードリンクが出来上がります。日本でも ベトナム式コーヒーを提供しているカフェはいくつかあり、ベトナム式コーヒーが好きな人もいます。

ブラックコーヒーが飲めなくて、たとえ飲むにしてもミルクや砂糖をたっぷりと入れるタイプで、それでも本当はもっと甘くしたいんだよなあという人にはベトナム式コーヒーの味が好きになるかもしれません。

そんなベトナム産コーヒーは大半が輸出されているのですが、ベトナムでは国内のコーヒー消費も多く、アジアでNo.4のコーヒー消費国でもあります。実際に街中には個人経営のカフェがたくさんあり、ベトナム式コーヒーを楽しんでいる人たちが多く見られます。普段飲むコーヒーとは少し違うベトナム式コーヒーをたまには楽しんでも面白いかもしれませんね。

参照記事
コーヒーミルク(コーヒーフレッシュ)と牛乳の違い






 
 

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