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ウィンナーコーヒーとは何か?そのレシピと飲み方について

ウィンナー・コーヒーという名前をカフェのメニュー表で見たことがある人は多いのではないでしょうか。ウィンナーといったら弁当に入っているタコさんウィンナーをまずは連想しますが、まさかあのウィンナーでは無いだろうと何となくわかります。

カフェのメニュー表にあるウィンナー・コーヒーとはコーヒーの飲み方の一種であり、ひとことで言うと、砂糖入りのコーヒーに生クリームを乗せたものになります。今回はそんなウィンナー・コーヒーについて書いていこうと思います。

目次

1). ウィンナー・コーヒーとは何か
2). ウィーンとコーヒーの関係
3). ウィンナー・コーヒーの飲み方と味
4). ウィンナー・コーヒーの作り方
5). 他の国の伝統的なコーヒーの楽しみ方

ウィンナー・コーヒーとは何か

先ほども軽く書いたように「ウィンナー・コーヒー」とは、コーヒーに砂糖を入れてその上に生クリームを乗せた飲み物です。ウィンナー・コーヒーと聞いてまず何より気になるのがその名前だと思います(笑)

この場合の“ウィンナー”とはお肉のウィンナーではなく、オーストリアの首都である“ウィーン風の”という意味です。アメリカのコーヒーを「アメリカン・コーヒー」と呼ぶことと同じ発想です。

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名前にウィーンという由来が入っていることからもわかるように、ウィンナー・コーヒーはオーストリアのウィーンで飲まれ始めた飲むものであり、そこから他の国にも広がって世界中で飲まれるようになりました。

ちなみにウィーンではウィンナー・コーヒーという名前のコーヒーは実は存在せず、「アインシュペナー」と呼ばれている飲み物がウィンナー・コーヒーに最も近い飲み物として伝統的に飲まれています。

ウィンナー・コーヒーは国や喫茶店によって微妙に飲み方が異なっており、例えばホットコーヒーを使うところもあれば、エスプレッソを使うところもあります。生クリームを使うところもあれば、フォームミルクを使うところもあります。

このように世界によってウィンナー・コーヒーの飲み方はまちまちなのですが、だいたいの楽しみ方は同じであり、世界中で飲まれている人気なコーヒーの飲み方となっています。

参照記事
アインシュペナーとは何か?その作り方と飲み方について

ちなみに余談ですが、タレントのタモリさんは芸能界でデビューする前に喫茶店でマスターをしていたそうです。その際にウィンナー・コーヒーの注文が入った際にはウィンナーソーセージを入れたコーヒーをウケを狙って出していたそうです。

本当にウィンナーソーセージを出す喫茶店として地元の博多では名物になっていたそうですが、これはタモリさんのその前後のトーク力あってこそ成立していたと思います。さすがタモリさんは器がでかいですね(笑)

ウィーンとコーヒーの関係

ウィンナー・コーヒーが出てきたので、簡単にウィーンとコーヒーの関係について歴史を振り返りたいと思います。ウィーンでコーヒーが飲まれるきっかけとなったのは何と戦争で敵国によって攻め込まれた際であると言われています。

1683年に当時絶大な勢力を誇っていたオスマントルコ軍がウィーン包囲をした際に、トルコ人がコーヒー豆をたまたま置いて帰り、それを飲んでみたら美味しかったことが、ウィーンのカフェ発祥のきっかけであると言われています。

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ウィーンではカフェが大ブームし、19世紀には著名人たちがカフェに集まっては1日を過ごし憩いの場として利用されました。ウィンナー・コーヒーはそのような経緯でカフェ文化が発達したウィーンで考案されて飲まれ始めました。

ちなみに余談ですが、ウィーンで現在最もよく飲まれているのは、ウィンナー・コーヒーに似ているアインシュペナーではなく、「メランジェ」というカプチーノのような飲み物だそうです(笑)

参照記事
アメリカンコーヒーという日本でしか通じない謎のコーヒーとは

ウィンナー・コーヒーの飲み方と味

ウィンナー・コーヒーのウリは何と言っても、1杯のカップで様々な味を楽しむことができる点です。ウィンナー・コーヒーはホイップクリーム・コーヒー・砂糖(ザラメ糖)で構成されています。

コーヒーに砂糖やミルクを入れた際にはそれをスプーンで混ぜるのが一般的だと思いますが、ウィンナー・コーヒーは砂糖や生クリームを混ぜないのが一般的です。混ぜ合わせないことでそれぞれの良さを引き出すことができます。

ウィンナー・コーヒーを飲むと、まずはコーヒーが口の中に入ってきて苦味を感じます。しかし、すぐにホイップクリームがコーヒーに溶けてふんわりとしたホイップクリームの味がコーヒーに混じります。そして最後にコーヒーの底に溶けきれずに沈んでいた砂糖の甘さを感じ、まさに1杯で3回美味しいコーヒーになります。

その美味しさと楽しみ方の広さから世界中で飲まれるようになり、日本でも多くの喫茶店でウィンナー・コーヒーを取り扱うようになりました。

参照記事
カフェ・フローリアンとは何か-世界で最も古いカフェ

ウィンナー・コーヒーの作り方

ウィンナー・コーヒーは喫茶店に行っても飲むことができますが、ご家庭でも簡単に作ることができます。必要なものは、コーヒー、生クリーム、ザラメ糖(砂糖)の3つだけです。

ウィンナー・コーヒーの作り方の手順は、まず生クリームを泡立ててホイップクリームを作ります。この生クリームにはお好みで砂糖を入れても良いですが、砂糖を入れない方がより本場に近いウィンナー・コーヒーに近くなります。

次に、コーヒーをドリップします。コーヒー豆は少し苦めにした方がマッチングするので、深煎りのコーヒー豆を細めに挽くとより美味しくなりますが、特にそこまでこだわらなくても大丈夫です。

コーヒーのドリップが完了したら、マグカップにザラメ糖(砂糖)を入れて、底にコーヒーを注ぎます。ザラメ糖が無い場合には砂糖でも良いのですが、ザラメ糖の方がコーヒーに溶けにくく、よりウィンナー・コーヒーを楽しむことができます。

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そして最後に、泡立てた生クリームをコーヒーの上に乗せたら出来上がりです。コーヒーと生クリームのコントラストの見た目が綺麗なので、できれば耐熱性のあるグラスに入れた方が見栄えがいいです。

また、ドリップコーヒーではなくてエスプレッソを使っても美味しいですが、なかなか家でエスプレッソを準備するのは難しいかと思います。ちなみに日本ではエスプレッソよりもホットコーヒーの方が一般的です。

温かいウィンナー・コーヒーだけでなく、冷たいアイスのウィンナー・コーヒーも一応は作ることができて、実際にコメダ珈琲ではアイス・ウィンナー・コーヒーを提供しています。

ザラメ糖をガムシロップにして、ホットコーヒーをアイスコーヒーにするだけなのですが、アイスで作ると、生クリームがアイスコーヒーと分離してなかなか本来のウィンナー・コーヒーを楽しむことができないようです。

参照記事
カフェ・ロワイヤルとは何か?ブランデーを使うコーヒーの作り方

他の国の伝統的なコーヒーの楽しみ方

ウィンナー・コーヒーはウィーン発祥で、ホットコーヒーにザラメ糖と生クリームを入れることで美味しくアレンジしていました。しかし、ホットコーヒーを甘くアレンジして飲んでいるのは、何もウィーンだけではありません。

ホットコーヒーを甘くアレンジし伝統的に飲む方法として、「ベトナム式コーヒー」があります。これはコーヒー豆を焙煎する段階で、バター、砂糖、カカオなどを追加して焙煎し、抽出したコーヒーには甘いコンデンス・ミルクを追加するものです。

ベトナムでは低品質なロブスタ種のコーヒーがよく生産されており、どうしてもブラックでコーヒーを飲むと強い苦みを感じます。そのためにこのような甘くアレンジするコーヒーが伝統的に飲まれるようになったのです。

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他にもブラックコーヒーを伝統的に甘くアレンジする国としてトルコがあります。これは少し特殊な調理方法で“イブリック”という小さい鍋でコーヒーと砂糖を煮詰めてから飲むのですが、砂糖をたっぷり入れて飲むエスプレッソのようなトルココーヒーは、独特の美味しさがあります。

ギリシャコーヒーもトルココーヒーと全く同じなのですが、お互いに仲が悪い関係で別々の名前で呼んでいます(笑)

参照記事
トルココーヒーとイブリックとは?その入れ方と飲み方について

ウィンナー・コーヒーは名前は変ではあるものの、ウィーンで生まれた伝統的なコーヒーの飲み方であり、その美味しさから今では世界中で飲まれています。喫茶店でも取り扱っている店が多いですし、ご自宅でも簡単に作れるので、一度飲んでみるとコーヒーをより楽しめるかもしれません。
 
 

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