焙煎度によってハンドドリップの合いの特徴を知って、ハンドドリップで美味しく淹れよう!

コーヒーにとって非常に重要なプロセスである焙煎。この焙煎の度合いによって、豆の特徴は大きく異なってきます。それぞれの焙煎段階には、それぞれの適した淹れ方があります。各焙煎段階の特徴と淹れ方を知れば、その良さを最大限に引き出した一杯を楽しむことができます。

ここでは、焙煎の度合いを「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3段階に分けて、それぞれに適したハンドドリップの淹れ方をご紹介します。

そもそも、浅煎り・中煎り・深煎りとは?

焙煎は、温度や時間によって段階が別れています。焙煎の度合いは、正確には8段階で分けられており、浅い方からライトロースト、シナモンロースト、ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンローストと呼ばれています。

このうちライトロースト~ハイローストあたりを「浅煎り」、シティローストを「中煎り」、フルシティロースト~イタリアンローストを「深煎り」と呼びます。

風味は、「浅煎りは酸味」が、「深煎りは苦味」が際立っています。

焙煎度別ハンドドリップの淹れ方(浅煎り・深煎り・中煎り)

ハンドドリップで淹れる行程は、大きく分けると「蒸らし」と「抽出」の2つがあります。「蒸らし」とは、コーヒーの豆にお湯を均等に行き渡らせる行程で、豆の味を引き出すのに重要な役割となっています。

それでは、実際に、焙煎程度別の淹れ方を見ていきましょう。14gの豆と210mlのお湯を用いたものです。

 浅煎りの豆

  ①蒸らすために30mlのお湯を注ぎます。注ぎ終わったら、比重が重い浅煎りの

   豆が沈まないように、少し撹拌します。

  ②30秒が経過したら、抽出開始です。

   中心から外側に向かって、円を描くように勢いよくお湯を注いだ後、再び中

   心に戻るように注ぎます。2回に分けてお湯を注ぎ、1分30秒で注ぎ切りま

   す。勢い良く注がないと、豆が沈んでドリッパーの底を塞いでしまうこともあ

   るので注意です。

  ③2分経過したら抽出終了です。抽出されたコーヒーをかき混ぜて完成です。

深煎りの豆

  ①蒸らすために、30mlのお湯を注ぎます。

  ②30秒が経過したら、抽出開始。フィルターにかからないように、中心から外

   側に向かって少しずつお湯を注いだ後、外側から中心に戻るように注ぎま

   す。深煎りの豆に特徴的な苦味はゆっくり抽出されるので、お湯をゆっくり

   注ぐように注意してください。

  ③1分50秒が経過したら抽出終了です。抽出されたコーヒーをかき混ぜて完成で

   す。

中煎りの豆

①蒸らすために、30mlのお湯を注ぎます

②30秒が経過したら、抽出開始。フィルターにかからないように、中心から外

側に向かってお湯を注いだ後、外側から中心に戻るように注ぎます。3回に

分けてお湯を注ぎ、1分50秒で注ぎ切ります。

③2分が経過したら抽出終了です。抽出されたコーヒーをかき混ぜて完成です。

焙煎程度によって淹れ方が変わる理由

ハンドドリップの淹れ方はこの焙煎程度によって変わってきます。これは、豆の比重の違いと、風味がお湯に溶け出す条件の違いが大きな要因です。浅煎り豆と深煎り豆では、浅煎り豆の方が比重が重くなっています。

また、浅煎り豆の特徴である「酸味」は、早くお湯に溶け出すのに対し、深煎り豆に特徴的な「苦味」は溶け出すのに比較的時間がかかります。

 

焙煎程度ごとの美味しい淹れ方をマスターすれば、あなたの家で淹れるコーヒーはぐっとおいしくなること間違いなしです。ぜひ、お試しあれ。

 

ishimaru

旅とコーヒーが好きな人