ブルーボトル発祥の街で愛されるもう一つのサードウェーブコーヒー。「Coloso Coffee TOKYO」

カリフォルニアのオークランドという場所、聞いたことありますか? 実は、サードウェーブコーヒーの先駆け、Blue Bottle Coffeeの生まれた場所です。多様なカフェ文化を生むオークランドに、地元の人たちから慕われる一軒の小さなカフェがあります。Blue Bottleのように有名ではないけれど、地元の人の生活にもっと密着したお店「Coloso Coffee TOKYO」です。2014年、世界で2店舗目となるお店を原宿の裏通りにオープンしました。

Shop Data
店名 Coloso Coffee TOKYO
住所 東京都渋谷区神宮前3丁目21−1
営業時間 Mon-Fri 9:00-19:00 Sat-Sun 11:00-19:00
定休日 不定休
その他 コーヒーの価格帯:380円~580円(1杯)

地元の人たちが通う、日本でもオークランドでもローカルに愛されるカフェ

原宿の静かな裏通りにある1階のテラス席、屋上にもテラス席、イスは腰を深くおろせる布張りのガーデンチェア。昼の強い日差しが落ちてくる前に、ゆっくりと時間を過ごすなら、原宿にこれ以上のカフェはありません。

ポートランドで修復され、カスタマイズされた古いLA MARZOCCOのエスプレッソマシンが並び、お客さんの好みを知り尽くしたバイリンガルのバリスタがシェイカーを振ります。

ウェブのレビューを見ると、「原宿でもっともフレンドリーなスタッフさんがいるカフェ」など、人の良さを押すコメントが並びますが、そのスタッフさん達も、オークランドの気さくなオーナーさんとの繋がりを大切にしてここで働いている人がほとんど。

待たずに飲んでほしいから、豆にこだわったバッチドリップ

日常的に、待たないでもさっと美味しいコーヒーを飲めるように、機械を使いバッチドリップで提供するのはオークランドの流儀。ただし、豆はサードウェーブらしく、豆の個性を楽しめる浅煎りのシングルオリジン。

オークランドのオフィスワーカーは、ここのコーヒーをさっと飲んで仕事に行き、リモートワーカーはシェイカーでよく振ったラテを頼んでゆっくりするんだとか。

深煎りと間違えるほど濃い浅煎りの「DRIP COFFEE」

日替わりの「DRIP COFFEE」は、グアテマラ の「Adiesto Copperative」。オークランドで焙煎して空輸しているため、オークランドと同じ味が楽しめます。

かなり濃い目にいれてあり、深煎りと間違えるほどの、芳醇な焙煎の香りが立ち上がります。フルーティなコクと、甘みがじんわり広がり、濃くなった苦みをきつく感じさせないように、包み込みます。オークランドから、そこまで頻繁に空輸をしているわけではないようなのですが、それでも、焙煎機から出したばかりのような、熱を感じさせる香りが、しっかり感じられます。

地元の人に愛される理由がわかる人のつながりを大事にするカフェ

Coloso Coffee はBlue Bottleに代表されるサードウェーブのこだわりのコーヒー文化を、地元の人により身近に感じてもらうために生まれたお店です。

原宿のお店でも「地元の人のため」という精神は活かされ、屋上のテラスには、日よけがついて、気兼ねなくゆっくりと時間が過ごせます。

同じ町で生まれたBlue Bottleとの一番の違いは、カフェを愛す風土で生まれた、ざっくばらんとした雰囲気なのかもしれません。

吉田 祥平

フリーランスのライター・フォトグラファー。西ミシガン大学にてジャマイカブルーマウンテンのコーヒー農業を研究。東北復興を行うNGOのスタッフや内閣府のアメリカにおける使節団のコーディネートの他、東京・横浜の公的機関にて海外企業の支援を行うなど幅広い経験を持つ。