隠れ家で飲む一流のラテはいかが?リモートワーカーやアーティストに愛される裏原のくつろぎカフェ「Lattest」

有名なファッションブランドが立ち並ぶ表参道も、1つ通りを外れれば、原宿の心臓ともいえる、新進気鋭のセレクトショップや見たこともないオリジナルドリンクを作るカフェが立ち並ぶ小道がいくつも走ります。そんな小道に一流のラテを出してくれるカフェがあります。

でもご心配なく。観光客でごった返すお店でも、難しい顔でラテアートを作る職人がいるお店でもありません。一度、席に着いたら何時間でもいてしまう、家よりもくつろげる隠れ家的な場所で最高のラテを提供してくれるカフェが「Lattestラテスト)」です。

Shop Data
店名 Lattest
住所 東京都渋谷区神宮前3丁目5−2
営業時間 Mon-Sun 10:00-19:00
定休日 不定休
その他 コーヒーの価格帯:450円~800円(1杯)

普段使いに適したレイドバックしたカフェ

店内には、いそがしい大通りを避ける外国人の旅行客や、ゆったりと本を読む人、デザイナーの様に見えるリモートワーカーもちらほら目に入ります。

気がついたのは、1人1人の滞在時間が長いこと。お茶をしに来た外国の老夫婦も、デザイナーのような風貌の男性も、席を立つ様子がありません。私が1時間ほどいる間に席を立ったのはたった1人か2人。

ラテを飲み終わって、あと2、3時間はここでゆっくりできるな。と思わせるほどレイドバックしたカフェです。

店内の写真をパシャパシャとっていても、いい写真が撮れたか笑って声をかけてくれるほど、肩の力が抜けている店員さん達です。カフェでありがちな、滞在時間が長いお客さんに目線を送ったり、かといって冷たくあしらうこともありません。

気を使ってくれるというよりは、初めてのお客さんでも、壁を作らず話しかけてくれる自然体の店員さん達といったほうがイメージに合うかもしれません。

太陽の光もたっぷり入り、木目が美しい大きな机や、奇をてらわないシンプルにまとめられた内装も印象的です。ついつい長居してしまうお客さんが多い理由でしょうか。

HARIO好きにはたまらない、珍しいHARIOグッズが並ぶ

ちょっとマニアックなのですが、コーヒー好きなら聞いたことがある、ドリッパーを作るメーカーとして有名なHARIOのグッズが並びます。オーナーさんが、ハリオの社長さんと仲が良く、HARIOとLattestはよくコラボをしているそう。

といっても、HARIOのコーヒー機器がずらりと並んでいるわけではありません。面白いことに、目に入るのはHARIOの作る珍しいガラスのアクセサリー。コーヒー機器に欠かせない耐熱ガラスのプロであるHARIOが作ったピアスやネックレスがリングが並びます。

その他にも見たことのないHARIOグッズが。なんとHARIOのコーヒー機器のカプセルトイ。普段は見れないHARIOの遊び心に触れたいコーヒーマニアの方にも、超ちっちゃいドリッパーが欲しい方にもおすすめです。

ラテアートだけで終わらない。自家製ベリーシロップの味が広がる「Flavor Latte (Mix Berry)」

チョコレート、ヘーゼルナッツ、チャーコール、ベイリーズと、個性的なフレーバーが並ぶ「Flavor Latte」から、新フレーバーの「Mix Berry」を選びました。

口に含むと、香ばしいミディアムローストの豆の香りが口の中に広がり、ブラックチョコレートや香ばしいナッツの香りが広がっていきます。段々とベリーの摘んだばかりのような新鮮な香りが広がっていくのと合わせて、ベリーの酸味のある優しい甘みもミルクの甘みと混じり合っていきます。エスプレッソの味もしっかりとしていて果実味があり、ごろごろとベリーが入った自家製のベリーシロップとよく合います。

普通のラテよりも親しみやすいのに、エスプレッソの風味がしっかり残る本格派のFlavor Latteです。

8時間かけてじっくりと抽出。コーヒーが苦手でもコーヒーの魅力が分かる「Cold Brew」

Lattestの豆は、焙煎所を借りて焙煎をしているシェアロースターという形でこだわりの豆を焙煎しているそうです。そんなコーヒー豆の味をもっとストレートに味わいたくてもう一つ試したのは、「Cold Brew」。

じわりじわりとカカオを砕いたような風味が口の中にしみてくるとともに、ベリー系のかおりがはっきりとしてきます。味わっていくうちにゆっくりとジャズミンのような香りがしてきます。最初から最後まで、苦みは柔らかで、水出しコーヒー独特の強い甘みをじゃましません。コーヒーが苦手な人にもお茶を飲むように楽しめる水出しコーヒーです。

リラックスしたクリエイター達に愛される原宿の文化を感じられる空間

ノラジョーンズのアルバムがかかっていましたが、そんなゆったりとした音がよく馴染む、カジュアルなのに落ち着いたお店です。小さな路地にあるお店なので、正直見つけにくいののは否めません。そのためか観光スポットとしてまだ知られておらず、原宿にあふれる観光客の人たちの姿も少なく、本当の原宿の文化を感じられるお店です。

飲みやすく、本格派のラテを飲みながらゆっくりしたいならぜひ訪れてみてください。

吉田 祥平

フリーランスのライター・フォトグラファー。西ミシガン大学にてジャマイカブルーマウンテンのコーヒー農業を研究。東北復興を行うNGOのスタッフや内閣府のアメリカにおける使節団のコーディネートの他、東京・横浜の公的機関にて海外企業の支援を行うなど幅広い経験を持つ。