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ワールド・バリスタ・チャンピオンシップとは何か?

スポーツで世界一の国を決める大会としてオリンピックがあります。映画で世界一の作品を決める大会としてアカデミー賞があります。コーヒーの生産農家で世界一を決める大会としてカップ・オブ・エクセレンス(COE:Cup of Excellence)があります。そして、世界一のバリスタを決める大会が「ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ」です。

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップはその名前からもなんとなく推測できますが、世界で一番のバリスタを決めるコーヒー業界では有名な大会であり、世界中から注目されています。今回はそんなワールド・バリスタ・チャンピオンシップについて書いていこうと思います。

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参照記事
カップ・オブ・エクセレンスとはコーヒー業界のアカデミー賞

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップとは何か?

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(WBC:World Barista Championship)とはひとことで言うと、世界で一番のバリスタは誰かを決める大会です。バリスタ業界のオリンピックやアカデミー賞とでも言えるような大会です。ワールド・コーヒー・イベンツ(WCE:World Coffee Events)という組織によって毎年開催されています。

大会に参加するバリスタは15分間以内に、エスプレッソ4杯、カプチーノ4杯、シグネチャー・ドリンク(独自のアレンジコーヒー)4杯の合計で12杯のコーヒーを4人の審査員に対して提供します。シグネチャー・ドリンクは創造性が重要であり、今までに培ってきた長年の経験を1杯のドリンクに注ぎ込む必要があるのが特徴的です。審査員は世界中から集められて、ドリンクの味、作業の清潔さ、創造性、技術レベル、プレゼン全体などについて総合的に評価されます。

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップに参加するためには、まず各国で開かれるバリスタ・チャンピオンシップで優勝する必要があり、自国のバリスタ大会で優勝した人のみが世界大会であるワールド・バリスタ・チャンピオンシップに参加することができます。

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自国のバリスタ大会で優勝した人は、次にワールド・バリスタ・チャンピオンシップの予選ラウンドに参加します。予選ラウンドの上位12名が準決勝戦に参加することができ、準決勝戦の上位6名が決勝戦に参加して、決勝戦で誰が世界で一番のバリスタか決めます。

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップは世界中のコーヒー業界から注目されている大会であり、2007年には日本でも大会が開かれました。今までは欧米中心だったので、この日本での開催はコーヒー市場がアジアで急拡大していることを象徴していると言われています。2014年には井崎英典さんが日本人初のバリスタチャンピオンとしてイタリアの大会で優勝しました。

ワールド・コーヒー・イベンツ(WCE:World Coffee Events)という組織が運営しているのですが、この組織自体はアメリカ・スペシャルティ・コーヒー協会 (SCAA) とヨーロッパ・スペシャルティ・コーヒー協会 (Speciality Coffee Association of Europe, SCAE) によって権利が保有されています。

参照記事
カッピングとは何か?コーヒーの味を見極める方法について





ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップについて

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップは世界で一番のバリスタを決める大会ですが、その前の段階で日本で一番のバリスタを決める大会として、ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ(JBC:Japan Barista Championship)があります。

ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップは日本スペシャルティコーヒー協会によって運営されており、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップのルールに則って大会が行われています。そのために大会の内容も似ています。

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大会に参加したバリスタは、エスプレッソ、ミルク・ドリンク、 シグネチャー・ドリンクの3種類のドリンクを審査員に提供して、ドリンクの味、正確性、一貫性などが評価されます。そして、ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップの優勝者はワールド・バリスタ・チャンピオンシップへ参加するチケットを手にすることができます。

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ハンドピックとは?やり方の基準と欠点豆の種類について

井崎英典は日本人初のワールド・バリスタ・チャンピオンシップ

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップは1年に一度しか開催されず、世界中の腕の立つバリスタが参加するので優勝するこは至難の技です。しかし、そんなワールド・バリスタ・チャンピオンシップに24才という若さで優勝した井崎英典という日本人がいます。

もともと16才の頃から父親の経営するコーヒー店にたずさわっており、大学に入学してからも週末や長期休暇には長野県小諸市にある株式会社丸山珈琲で働いていたそうです。2012年にジャパン・バリスタ・チャンピオンシップで優勝し、2014年でワールド・バリスタ・チャンピオンシップで世界一となりました。

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その後は株式会社丸山珈琲を退職し、現在は株式会社SAMURAI COFFEE EXPERIENCEという会社を立ち上げて、コーヒーに関するコンサル会社として今では世界中で活躍されているようです。

このようにワールド・バリスタ・チャンピオンシップは世界で最も優れたバリスタを決める大会であり、毎年世界中の凄腕バリスタが競い合っています。今後も日本から優勝者が現れると良いですね。

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