フォースウェーブはここから始まる。

コーヒー豆をハッキングする

家庭に焙煎したてのコーヒー豆を届けるスータートアップ -Pact

コーヒー業界には現在、世界中から様々なスタートアップが集まっています。前回の記事ではその中でも既に認知度が高く、大きいメガベンチャーを紹介しました。今回は、まだまだ規模は小さいものの提供しているサービスがユニークで、今後拡大してきそうなベンチャーを紹介しようと思います。

家庭用のコーヒー豆でもっとクオリティの高いものを飲みたいという需要は世界中に存在しているようです。その中でロンドンのスタートアップであるPactは、家庭向けにコーヒー豆のデリバリーを行なっています。Pactのコーヒー豆は値段に対して品質が高いと、ロンドンで高い注目を集めています。
 
会社名:Pact
CEO:Stephen Rapoport
本社:ロンドン
資金調達額:3億4000万円($3.36M)

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参照記事
スターバックスの次に来るコーヒー業界の注目メガベンチャー

コーヒー豆を家まで届けるというビジネスモデル

まずPactで販売されている全てのコーヒー豆は海外のコーヒー豆農家から直送されています。農家から届けられたコーヒー豆は、すぐにロンドンの本社で焙煎して挽かれます。素早く加工することで鮮度を維持しています。

そしてお客さんから注目が入ると、コーヒー豆を送ります。速達で送っているので午後1時までに注文すれば翌朝には届きます。コーヒー豆の種類は今のところ全部で9種類あり、それとは別にネスプレッソのカップに入れるコーヒーカップが1種類あります。

1日に1トンを超えるコーヒー豆をデリバリーすることもあり、クリスマスやバレンタインには1袋分多く無料でコーヒー豆をあげて、幸せを他の人に分けてあげてそれをSNSで拡散してとかのキャンペーンなどもしているようです。

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参照記事
フォースウェーブを作る可能性のあるコーヒースタートアップまとめ

Pact 創業のきっかけは妻からのアドバイス

Pactは2012年にCEOであるStephen Rapoportの家のキッチンで創業しました。もともとStephen Rapoportはシリアルアントレプレナー(会社を作ってその会社を売却し、また新しい会社を作る人たち)であり、以前の会社を売却したばかりでした。

次はどんな事業をしようかなと家で考えていた際に妻から
 
“投資家みたいに金儲けのことばかり考えるのは止めて、本当に自分のやりたいことをやって欲しい(Stop trying to think like an investor and do the thing you love.)”
 
と言われたことがきっかけで、だったら自分の好きなコーヒー業界に参入しようと思い、すぐにeBay(ヤフオクの海外版のようなもの)で焙煎機を買って、結婚式の前月の2012年の終わり頃に会社を設立しました。

なんでこのビジネスに参入しようとしたか

コーヒー業界の中でも、家庭用のコーヒー豆のデリバリーを行おうとしたきっかけは、イギリスという国全体で見た時に、家庭用コーヒー業界には大きな問題があったからだそうです。

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参照記事
ファースト・セカンド・サードウェーブからフォースウェーブを予測!

イギリスでは毎日7000万杯以上のコーヒーが飲まれていますが、そのほとんどがインスタントコーヒーかスーパーの安物コーヒーです。CEOのStephen Rapoportの故郷であるBalhamにもいくつか美味しいコーヒー豆を売っている会社があるけど、手に入れるのは地理的にも面倒だし、値段も高価でした。

だからコーヒー豆のデリバリーでこの問題を解決して、美味しいコーヒー豆は高いお金を払わないと手に入らないものだという考えを無くすために、この事業を始めました。

CEOのStephen Rapoportこれから事業を行う人に対して、
 
“最終的には頭じゃなくて心で考えないといけない。ベンチャーキャピタルみたいな投資家と同じ考えをしたらダメで、自分が本当に大好きなことをやるべきだ。自分の好きな分野で解決したい問題を見つけて、解決するプロセスを楽しんで!”
(“I always say that ultimately you need to think with your heart, not your head. Don’t just think like a VC – do something you are completely passionate about. Think about the problem you are trying to solve and enjoy the process of solving it.”)

 
というアドバイスをしています。好きこそものの上手なれではないですが、自分の好きな分野で事業を行うのが、やはり一番なのかもしれませんね。

参照記事
バールマンとバリスタの違い-イタリアのバールで働くプロ達

 
 

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