SCAJにキーコーヒーのKEY Post-Harvest Processing飲みに行ってきました!

日本で最も大きなコーヒーイベントであるSCAJにはコーヒー業界の最新のトレンドが一堂に集まりますが、その中でも特に注目を集めていたブースとしてキーコーヒーのKEY Post-Harvest Processing(以下 KEY-POS) があります。私も実際にイベントに参加してきたので、その時の様子や感じたことについて書いていこうと思います。

SCAJで大きな注目を集めていたキーコーヒーのKEY Post-Harvest Processing

9/26〜9/28に東京ビックサイトで開催された日本で一番大きなコーヒーイベントであるSCAJに参加してきました。このイベントではコーヒーに関する有名な企業が一堂に集まりそれぞれブースを持って参加者に紹介をして行きます。


SCAJは毎年数万人が訪れるコーヒー業界最大のイベントです

コーヒー豆の焙煎方法に温度調整のこだわりを持たせることができるコーヒーロースター、コーヒーを上手に抽出することができるコーヒーメーカー、などSCAJには美味しいコーヒーを作るために最新技術を活用した様々なブースがありました。しかし、その中でも独自の観点から美味しいコーヒーを作っていて面白いなと思ったブースが、キーコーヒーのKEY-POSです。


SCAJの中で一際目立っていたのがキーコーヒーのブースでした

ブースの中に入ってみると、KEY-POSとは何か説明をしてくれました。KEY-POSとはコーヒーチェリーを氷温熟成することでコーヒーの美味しさを引き出すというものです。コーヒーチェリーに加工をするという点が、SCAJに出店している他のブースとは切り口が全然違って面白いなと思いながらも、実際に試飲させていただきました。


KEY-POSしたトアルコトラジャコーヒーを試飲させていただきました

KEY-POSしたトアルコトラジャコーヒーを飲んでみると、フルーティーで上品な香りと、酸味と甘みのバランスの取れたスッキリとした味わいが特徴的です。とても飲みやすかったので、ついつい何杯も飲んでしまいました。

詳しく聞いてみたところKEY-POSしたトアルコトラジャコーヒーは、パイナップルのような香りが特徴的とのことでした。コーヒーの酸味・ボディ・焙煎・フレーバーなどを視覚的に表現した「キャラコン」と呼ばれるキーコーヒーが作成したマークがあります。これを見てみると、フレーバーの部分には大きくパイナップルと書かれていることが分かります。パイナップルのフレーバーはなかなか今までに聞いたことがなかったので面白かったです。


KEY-POSしたトアルコトラジャコーヒーはパイナップルのフレーバーが特徴的である

「From seed to cup」を愚直に行なっているキーコーヒーだからこそできる技術

KEY-POSについてもっと知りたいなと思ったので、キーコーヒーのマーケティング本部で働く佐藤圭二さんにお話を伺いさせていただきました。氷温熟成と聞くとかなり特殊なことをやっているようですが、実際には納豆やリンゴなどの果物では氷温熟成は一般的に行われているそうです。

コーヒーチェリーを氷温熟成させることで、コーヒー豆の栽培地の標高を高くするような効果があります。コーヒー豆は栽培地の標高が高い方が美味しくなる傾向があるために、KEY-POSはまさにコーヒーチェリーの美味しさの底上げをする技術と言えます。

これまでにもコーヒー農園の体制をより改善して美味しいコーヒー豆を生産するという動きはよくあったのですが、コーヒーチェリーの加工方法にアプローチをかけてスペシャリティコーヒーをより深いものにするという試みが、とても革新的だなと個人的には感じました。


KEY-POSの開発にも携わった佐藤さんに説明してもらいました

佐藤さんによるとKEY-POSの開発には何年もの月日がかかっているとのことでした。コーヒーの豆からコーヒーカップまでの全ての段階において一貫した体制・工程・品質管理を徹底するという「From seed to cup」を愚直に行なっているキーコーヒーだからこそできる技術であり、単純に美味しいコーヒーを作ろうという情熱を強く感じました。

他にも参加者を楽しませていたキーコーヒーの出し物

ちなみに、キーコーヒーのブースではKEY-POS以外にもいろんな出し物がありました。その中の1つが、コーヒー用品メーカーのacaiaと共同で行なっている「Brewmaster」です。これはハンドドリップの抽出を可視化することができるというものであり、タブレットに表示された抽出方法でコーヒーを入れると、自分のハンドドリップの技術を評価してくれます。


「Brewmaster」ではハンドドリップの抽出を可視化することができる

キーコーヒーのブースでは、これ以外にも「COLD CREMA」の提供を行なっていました。これは日本でも流行っていますが、ビールのような見栄えでコーヒーを楽しむことができるというものであり、コーヒーの泡を楽しみながら飲むことが出来ます。


「COLD CREMA」ではコーヒーの泡を楽しむことができる

キーコーヒーから感じるコーヒーへの情熱

SCAJにはこの他にもたくさんの面白いブースが出されていましたが、キーコーヒーのブースは他とは少し違う印象を受けました。特にKEY-POSについては、ずっとコーヒーに対して真摯に向き合ってきたからこそなせる技術であり、何より単純に、そのコーヒーの美味しさに驚きました。スペシャリティコーヒーに新たな切り口を与えたKEY-POSには今後も注目が集まっています。