新宿2丁目の朝に味わう“忙しくない”コーヒー。あなただけの隠れ家になる「4/4 SEASONS COFFEE」

どんちゃん騒ぎの後の土曜日の朝、新宿2丁目は驚くほど静かです。そんな新宿2丁目で、朝から甘みが特徴のサードウェーブコーヒーを出してくれるお店があります。真っ白な店内には雑多にコーヒー豆袋があちこちに置かれ、季節の豆が焙煎されると、煙はまだ酔いから醒めない新宿2丁目の街中に流れていきます。夜の新宿2丁目も素敵ですが、朝の新宿2丁目を味わいに、「4/4 SEASONS COFFEE(オールシーズンズコーヒー)」を訪れてみませんか?

 

Shop Data
店名 4/4 SEASONS COFFEE
住所 東京都新宿区新宿2-7-7
営業時間 Mon-Fri 08:00~19:00、Sat-Sun 10:00~18:00
定休日 Tuesday
その他 コーヒーの価格帯:400円~640円(1杯)

本当の隠れ家になる、新宿2丁目のこだわりカフェ

お店の中に入ると、白で統一された店内に、シンプルだけど温かみが感じられる大きなテーブルが1つ。壁伝いに木製のベンチも伸びています。敷地はそれほど大きくないのに、どこか広々として感じられるスペースの使い方です。

ヒジャブ(イスラム教の方が被る布)を被った女性が静かにコーヒーを飲んでいたり、小さなお子さんを連れた欧米人のお客さんが、朝のお散歩の後に来店する姿が見えます。

店内の落ち着いた雰囲気が崩れるほど混雑することはないのですが、お客さんは途切れることなく入ってきます。スタッフの方はバリスタさんが1人だけ。かといって、質問にも丁寧に答えてくれ、せかせかとした態度も見せない、肩の力がスッと抜けたお店です。

お客さんも、気を使わずゆっくりと時間を過ごせるのか、新宿の新宿2丁目の真ん中にあるのに、どのお客さんも、リラックスした顔をしています。

新宿2丁目は、夜は歓楽街として有名ですが、昼間になれば、こだわりをもったカフェや、エスニックなお店、LGBTの文化など、個性があちらこちらで見つかるエリアです。

「4/4 SEASONS COFFEE(オールシーズンズコーヒー)」は、その中でも、昼間の新宿2丁目らしい、自分だけの大切な時間を過ごすことができる、隠れ家的なカフェです。

4/4 SEASONS COFFEEの名前の秘密

「4/4 SEASONS COFFEE」の読み方、わかりますか? 全然分からず、お店の方に聞いてみたところ、「オールシーズンズコーヒー」と読むそうです。

4つの季節のうち、4つの季節で(つまり、どの季節でも)その季節のおいしいコーヒーを出すお店という意味。

オールシーズンズコーヒーでは、店内の至る所で、生産者のロゴ入りの豆袋に入ったコーヒーの生豆を見ることができます。

いつでも、その場で焙煎をした、新鮮な豆でコーヒーを飲んでほしいから、焙煎機もお店の中にあります。

国や産地によっても、旬が違うコーヒー豆を、季節に合わせて仕入れ、その季節に合った焙煎や飲み方で淹れるのが大事とのこと。

夏に飲んでおいしい、さっぱりとした香り高いコーヒーがあり、冬はホッと落ち着けるコーヒーがあります。その季節にあったコーヒーがあると考えながら、その日おすすめするコーヒーを決めているそう。

そのため、不思議なことに来るその時によって、飲むことができる豆は変わり続け、今日は3つの豆から好きな豆を選ぶことができました。

新鮮な豆でしか味わえない、口の中でも味が変わっていくコーヒー

 

浅煎りの酸味のあるコーヒーが好きと伝えると、ケニアの「KARANI PB」をお勧めされました。

ブラッドオレンジの爽やかな酸味と、ナッツを噛んだような香りとコク。さっぱりとした酸味が目立つのに、土曜日の朝にピッタリの、ホッと腰を落ち着けさせてくれる深いコクを持った味です。

新鮮な豆でしか味わえない、口の中で、色んな風味が立ち代わり入れ代わり変化しながら広がるコーヒーです。バターがしっかり効いたクロワッサンともよく合います。

忙しくない新宿の、大切な場所

新宿2丁目の中で、もし自分だけの大切な場所を見つけたいなら、ぶらぶら歩いているだけでも、きっとそんな場所が見つかります。まずは、休日の朝に、4/4 SEASONS COFFEEを目指して、出掛けてみませんか?

吉田 祥平

フリーランスのライター・フォトグラファー。西ミシガン大学にてジャマイカブルーマウンテンのコーヒー農業を研究。東北復興を行うNGOのスタッフや内閣府のアメリカにおける使節団のコーディネートの他、東京・横浜の公的機関にて海外企業の支援を行うなど幅広い経験を持つ。