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アウトドア好きな人はその大半の人がコーヒーも好きである傾向が高い気がします。キャンプやハイキングなどで一息ついている時に飲むコーヒーは格別だからだと思います。
僕はあまりアウトドアをしないのですが、アメリカで働いていた時にカリフォルニアのバークレーというところにキャンプをしに行ったことがあります。ひたすら森に囲まれた自然あふれるキャンプ場でした。
その時に友人が「コーヒーバネット」を使ってコーヒーを淹れてくれたのですが、そのコーヒーの味が場の雰囲気と相まって最高でした。今回はそんなアウトドアでのコーヒーを最高に楽しむことができるコーヒーバネットについて書いていこうと思います。
そもそもコーヒーバネットとは何か知っている人はキャンプ好きでない限りはそこまで多くないと思います。コーヒーバネットとはひとことで言うと、野外でコーヒーをドリップするためにコーヒーフィルターを支える器具です。
その名の通りステンレス製のワイヤーのバネのような構造になっています。この器具にフィルターを置くことで野外でも美味しいコーヒーをドリップすることができます。その取り柄は何と言ってもコンパクトで持ち運びの便利なことです。
キャンプで山を登るとして、途中で休憩中に美味しいコーヒーが作れたら間違いなくみんなからモテます。しかし全ての器具を持って山を登るのは至難の技です。そこで折りたたみ式のコンパクトなコーヒーバネットが役に立ちます。
コーヒーバネットはコンパクトにリュックサックに収まりますので、これがあればどこでもドリップコーヒーが飲めます。陶器製の物と違って余熱作業をする必要もないですし、ステンレス製なので洗うのも干すのも簡単です。
この持ち運びの簡単さとメンテナンスの簡単さからアウトドアをする人の間ではもはやコーヒーバネットは必要不可欠なものとなっています。
コーヒーバネットを使うメリットとして、持ち運びやすさと洗いやすさ以外に、美味しくコーヒーをドリップできるメリットもあるようです。コーヒーバネットにはいわゆる“壁面”がなく、スカスカの構造をしています。
そのためにコーヒー豆にお湯を注いだ際にコーヒー豆から発生するガスをすぐに外へと逃がすことができます。そのために雑味がない美味しいコーヒーを作ることができます。
またコーヒー豆にお湯を注ぐ際に、お湯がしっかりと行き渡っているかも簡単に確認することができます。これはコーヒーバネットがコイル状の構造になっているからこそ可能になります。
以上の理由からコーヒーバネットを使ったコーヒーはより美味しくなるという意見もあります。何よりキャンプの雰囲気と相まって美味しくなりそうですね。
一方でコーヒーバネットを使うことによるデメリットも存在します。それはお湯が透過する速度が速いことです。コーヒーバネットはコイル状になっているので、普通のドリッパーと比べた際に湯だまりが発生しにくいです。
そのために普通のドリッパーと同じ速度でお湯を注ぐとコーヒーが薄くなってしまいます。そこで普通よりもお湯を注ぐ時間を10秒ほど長くするように意識した方が美味しいコーヒーが作れます。
コーヒーバネットの使い方はいたって簡単です。まずコーヒーバネットにコーヒーフィルターを置きます。そしてコーヒーフィルターの中にコーヒー豆をセットします。コーヒー豆の量は1杯9mgくらいがちょうど良いです。
そこにお湯を注ぐのですが、「の」の字を書くようにお湯を注ぐと満遍なくお湯を淹れることができます。その際に底の浅いマグカップを使うとコーヒーフィルターの先がコーヒーに浸ってしまいます。
コーヒーフィルターがコーヒーに浸ると味が美味しくなくなるので、そこが浅いマグカップを使用する際には、持ち上げてからお湯を淹れましょう。それだけで完成です。お湯を注ぐ速度だけゆっくりとすることに気をつければ美味しく入れられます。
コーヒーフィルターについてですが、基本的にはコーヒーバネット専用のコーヒーフィルターを使った方が良いです。市販のフィルターを使用する際には円すい形のコーヒーフィルターのみ使用することができます。それ以外の形だとコーヒーバネットにうまくフィットしません。
アウトドアをしながら飲むコーヒーと自宅で飲むコーヒーはたとえ全く同じものを使ったとしても味が全く違います。これは心理的な理由とアウトドアでは身体が疲れていることが理由だと思いますが、やはり全然味が違います。
インドア派のコーヒー好きの方の場合でも、もしキャンプなどに誘われることがあったら、乗り気じゃなくてもキャンプに行ってみて、コーヒーバネットを使ってコーヒーを入れてみたら今まで以上に美味しいコーヒーが飲めるかもしれません。コーヒーの淹れ方や器具だけでなく、コーヒーを飲む環境も意識すると良いかもしれません。