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コーヒー豆をハッキングする

ケニア産コーヒー豆の種類とさっぱりした味の特徴について

コーヒー豆を栽培するにはいくつかの天候や土壌などの条件があり、アフリカはその条件を満たしている数少ないエリアの1つです。「キリマンジャロコーヒー」は日本でも広く普及しているので知っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、アフリカにはキリマンジャロ以外にも美味しいコーヒーはたくさんあります。その中でも僕が個人的に一番好きなのがケニア産のコーヒー豆です。

昔スタバでバイトをしていた時に、コーヒーの勉強もかねていろんな国で採れたコーヒー豆をよく飲み比べしていました。スタバにある全種類のコーヒー豆を飲んだ結果、自分の中のベストコーヒー豆はケニアでした。

感覚的な話ではありますが、スタバで働いている他の人も含めてケニア産のコーヒー豆が好きな人は多かった印象があります。特に30才を超えた女性に人気な傾向があった気がします(笑)

参照記事
キリマンジャロなどタンザニア産コーヒー豆の特徴について

目次

1).ヨーロッパ人に愛されているケニア産のコーヒー豆
2).ケニアのコーヒー豆の代表は「ケニアAA」
3).ケニア産コーヒー豆の歴史
4).爽やかなケニア産コーヒー豆の味
5).ケニア産のコーヒー豆の栽培方法
6).ケニアコーヒーに合わせるフードペアリングはこれ

ヨーロッパ人に愛されているケニア産のコーヒー豆

ケニアはアフリカ大陸の東南部に位置している国で、赤道の真下に位置していいます。キリマンジャロで有名なタンザニアの北、モカで有名なエチオピアの南にあり、コーヒー大国に挟まれています。

イギリスに植民地支配を受けてきた過去があり、首都のナイロビは近代化が進んでおり高層ビルが立ち並んでいます。しかし、一歩郊外に出て草原エリアに行くと、ゾウやキリンが闊歩しており、いわゆる僕たちがイメージするようなアフリカがそこにはあります。

@flugaが投稿した写真


ケニアはコーヒー以外にも農産物や鉱物などといった一次産業が盛んです。地理的にヨーロッパまで近くて、イギリスに植民地支配されていた影響で、ヨーロッパの人たちからケニア産のコーヒー豆は大人気であり、ヨーロッパのカフェなどではよく見かけます。

日本ではそこまで定着してはいなかったものの、2000年以降にスペシャリティコーヒームーブメントの流れで、その個性的な味が注目を集めて、ケニア産コーヒー豆の輸入量は年々増加しており、今では多くのカフェでケニア産のコーヒーを取り扱っています。

ケニアのコーヒー豆の代表は「ケニアAA」

ヨーロッパではキリマンジャロと同等にその素晴らしさを認められているケニアのコーヒー豆ですが、その格付けはコーヒー豆粒の大きさによってされていきます。

コーヒー豆の大きさが大きければ大きいほどランクが上がり、具体的には7mm以上のコーヒー豆は「ケニアAA」で、6~7mmは「ケニアAB」といったふうに分けられており、他にもコーヒー豆の外観や抽出液の品質などによるランクの分け方もあります。

その中でもなんとなく名前で分かるかとも思いますが、「ケニアAA」というものがケニア産の高級なコーヒー豆として認識されています。他にも「レッドマウンテン」などといった種類のコーヒー豆を一部では飲まれています。

ケニア産のコーヒー豆は早い段階で品質研究を重ねてきており、コーヒーのタネの段階から生産、収穫、テイスティングまで全てをシステマチックに管理されています。これがヨーロッパをはじめ世界中から人気となる秘訣と言われています。

Cloud Pickerさん(@cloud_picker)が投稿した写真

参照記事
カスカラコーヒーやカスカララテという豆殻かすを活用した飲み物

ケニア産コーヒー豆の歴史

ケニアにコーヒーが伝えられたのは、1893年にスコットランド伝道団(名前がイケメンw)がケニア内にコーヒー農園を開いたのが最初だと言われています。その後にも、聖オースチン伝導団(これもw)などといった方々が次々にコーヒー農園を開いていき、今のケニアのコーヒー農園の原形を作りました。

他のアフリカのコーヒー豆の生産地ではもっと昔からコーヒーの栽培が始まっているところが多く、ケニアは比較的に歴史が浅く生産量も伸び悩んでいました。そんな状況を打破すべく、ケニアはコーヒー研究専門機関を国の主導で立ち上げました

これが大きな転機となります。コーヒー研究専門機関ではコーヒー豆の生産から流通まで徹底的に研究し、その研究成果を実務に応用していきました。これによりコーヒー豆の品質を飛躍的に伸ばすことができ、ヨーロッパをはじめとした世界から評価されるようになりました。

ケニアのコーヒー豆の生産地はウガンダ国境からリフトバレー地域、ナイロビを中心にしたルイル、キアンブ、チカなど、南西部の高原地帯までの広範囲に及びます。今ではコーヒー豆はケニアの外貨収入でトップレベルであり、まさに国を支えています。

爽やかなケニア産コーヒー豆の味

フルーティーで爽やかな風味が最大の特徴です。酸味が強くて全体的に風味が強いですが、バランスが取れていて上品な香りとコクが楽しめます。柑橘系のキレのある感じの酸味ですが、それゆえ「エキゾチック」などと表現されることが良くあります。

その明るい酸味は他の産地のコーヒー豆にはない独特さを出しており、良い意味でとんがっているコーヒー豆だと思います。しかしその中でも酸味と苦味のバランスが取れており、絶妙な味わいを出しています。

THE PRIDE OF KENYAさん(@nairobi_national_park)が投稿した写真


そんな個性的な味なので、一部の人には愛されるものの嫌いな人は本当に嫌いと好き嫌いが分かれる傾向にあります。僕は個人的にはケニア産のコーヒーの独特な味わいが大好きです。

浅煎りの場合には酸味が強く出て、爽やかで後味もさっぱりした感じになりますが、深煎りの場合には苦味に変わって、ビターなコーヒーとなります。

参照記事
ジャコウネコ(コピルアク)という世界一価格が高いコーヒー豆

ケニア産のコーヒー豆の栽培方法

現在のケニアのコーヒー豆の栽培面積は推定で16万ヘクタールと広大です。そのうちの65%くらいが大規模農園でプランテーション化されており、残りの35%くらいは個人などで運営されている小規模の農園になっています。

ケニアには1年間に2回の雨季があり、それに合わせて収穫も年に2回行われています。6月の収穫11月の収穫の2回ですが、特に11月に収穫されたコーヒー豆の方が高い評価を受けています。

またケニアのコーヒー農場は標高1,400〜2,000mの高原で作られており、年間の平均気温も20度前後で赤道直下ではあるものの、かなり快適な気温です。土壌についても火山性の土壌であり、コーヒーの栽培に必要な栄養分を効率的に吸収することができます。

コーヒー豆を栽培するためには降水量、日照量、気温、土壌の4つが必要不可欠と言われていますが、ケニアはその全てを満たしているのです。

⚜Ur Source Into Luxury Living⚜さん(@opulentmonde)が投稿した写真


先ほど述べた通り、ケニアでは国の主導でコーヒー豆の品質と生産が管理されてきました。苗床、農園、果肉除去、豆の破砕、格付けと全てが管理されています。これが高品質のケニア産のコーヒー豆が生産できる秘訣となっています。

また、コーヒー業界における人材の教育にも積極的です。ケニアコーヒーカレッジという大学が存在しており、コーヒー豆の生産に関して資格を持った先生によって、どうすれば美味しいコーヒー豆が生産できるのかを教育しています。

ブラジルの場合にもそうでしたが、国全体でコーヒー豆の品質を向上し、生産量を伸ばすためには、国の主導でコーヒーに関する研究機関や品質管理団体のようなものを作って、トップダウンで製造していくことが重要なようです。

参照記事
サントスなどブラジル産コーヒー豆の特徴!生産量は世界一

コーヒー豆の品質は当然ながら生産者にとっても消費者にとっても大きな問題です。ケニアでは国単位でそれを最重要項目として考えており、コーヒー農家、コーヒー豆の加工場、販売会社に至るまですべての工程で、法律によりサンプルの提出を義務づけています。

それらのサンプルは品質分析を行う専門家によって検査を受け、その検査をクリアしたコーヒー豆だけが輸出されます。

ケニアコーヒーに合わせるフードペアリングはこれ

ケニア産のコーヒーは酸味が強くフルーティーなので、フルーツ系のお菓子と特によく合います。具体的にはベリー、オレンジ、レーズンを使ったお菓子が良いフードペアリングになります。

ケニア産のコーヒーは酸味がある中で、コクもしっかりしているので、しっかりとした濃厚さを持つお菓子との相性も良くガッツリ系のお菓子にも合います。
 
 

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