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コーヒー豆をハッキングする

【学生バリスタkazuインタビュー】コーヒーを淹れるために全国周った学生

「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、日本では無難に生きることが良しとされる風潮があります。学生だったら、授業に毎回出席して、何かサークル活動に入って、夏休みは友達とキャンプにでも行くことが”あるべき姿”とされている気がします。

そんな生活も当然楽しいですが、あえて普通とは少し違ったことをしてみても面白いです。今回は大学を休学して、クラウドファンディングで資金調達を行い、そのお金で日本全国のコーヒー好きにハンドドリップを入れて回った学生バリスタkazuさんにインタビューを行いました。

こんにちは!コーヒー豆をハッキングするというメディアを書いている井上ですー。
こんにちは学生バリスタのkazuです、よろしくお願いしますー。
大学生にも関わらず、クラウドファンディングで資金調達をして日本全国を周ったやばい学生がいるという噂を聞いたので、ずっとお話しをしてみたいなと思っていました。
やばい学生ではないですが、なんでも聞いてください(笑)

全ては路上でコーヒーを売ることから始まった

はじめからクラウドファンディングをして日本全国を回ろうと思っていたのですか?
いえ、はじめの頃はそこまで考えていなくて、路上でコーヒーを販売することから始めました。府中の駅前で「ノマドコーヒースタンド kazu」ってダンボールで看板を作ってホットコーヒーを売り始めたのが全ての始まりでした。
あまり詳しくないのですが、駅前で勝手にコーヒーを売っても許可とか大丈夫なんですか?
ダメですね(笑)すぐに役所の人が来て「きみ!ダメじゃないか!」みたいな感じで追い出されました。路上でコーヒーを売るためには保健所や地主の許可が必要でした。なので、まさかの1週間で最初の試みが失敗してしまい、途方にくれました(笑)
1週間!それは早いですね。それからは場所を変えて同じことをしたんですか?
いえ、その次は出張バリスタをすることを思いつきました。出張バリスタだったら路上バリスタの頃みたいに追い出されることはないかなと思って!
なるほど、考えましたね。出張バリスタでは具体的にどんなところに回ることが多いんですか?
出張バリスタでは個人の自宅に行って淹れることもありますが、主にイベント系に一緒に参加してコーヒーを提供することが多いですね。具体的にはプログラミングの勉強会とかブログの勉強会とか、あとは動物占いのイベントとかにも参加してコーヒーを提供したことがあります。
いろんなイベントが世の中にはあるんですね!でも、なかなか最初の頃はお客さんを見つけるのが大変だったんじゃないんですか?
大変でしたね。だから始めのうちは信用を作るために50円で出張バリスタを行っていました。
50円??!!
はい(笑)50円でしていたのは、自分にはまだ信用がないと思っていて、その信用を積み重ねたかったから50円で出張バリスタしてました。
すごいバイタリティですね。

スタバ店員の接客の素晴らしさがコーヒーに興味を持つきっかけ

そこまでコーヒーに情熱を傾けている人もなかなかいないと思うのですが、いつ頃からコーヒーに興味を持っていたんですか?
僕がコーヒーに興味を持ったのは大学受験時代からです。あまり静かな自習室などでは集中して勉強ができないタイプだったので、地元の福岡にあるスターバックスに週5くらいで入り浸っていました。そこのスタバの店員がすごいいい人たちで仲良くなって、スタバっていいなあと思ったのがきっかけですね。
そうなんですね!僕も昔スタバでバイトしていました。僕は街を歩いていて美人な人がスタバにいっぱいいたから働いたという不純な理由ですが(笑)
そうなんですか!実は僕も上京してからは福岡のスタバの人たちが良かった影響もあって、スタバでバイトしてました。その時はコーヒーに情熱があったというよりは、スタバに興味があったという感じです。でも、スタバの研修でコーヒーの勉強をしていくうちにコーヒーも好きになって行きました。
僕も最初は可愛い子目当てでスタバで働いていました。合コンとかでスタバで働いているんだっていうとなぜ女の子ウケが良かったので(笑)でも、毎日のようにブラックコーヒーを飲まされてて、気づいたらブラックコーヒーなしでは生きられない体になってました。じゃあ、そのスタバで働いていて、いつかはバリスタとして独立したいって思ったんですか?
それもありますけど、そのあとしばらくしたらブルーボトルコーヒーが清澄白河に現れました。僕もオープンしてから1年後くらいに、コーヒーの勉強中に知ったサードウェーブのコーヒーを飲むため清澄白河のブルーボトルに行ってきたのですが、そこでバリスタがコーヒーをドリップする姿や所作を見て、バリスタかっこいいってなりました。それがバリスタになろうと思ったきっかけです。
確かにブルーボトルで働いているバリスタの動きってなんか洗練されてますよね。
はじめはブルーボトルで働こうと思ったのですが、学生の採用をしていなくて断念しました。
そういえば忘れていました。kazuさんはそういえば学生でしたね。
まだ22才で大学3年生ですよ(笑)

沖縄から青森までコーヒーを淹れる旅に出た

スタバでコーヒーに興味持って、ブルーボトルでバリスタになりたくなって、路上でコーヒーを売るも追い出されて、出張バリスタを始めたわけですね。
そうです。そして、出張バリスタをしているうちに、関東圏以外のエリアからもちょっとずつ声がかかるようになってきたんです。それがきっかけでじゃあクラウドファンディングしてみようと思いました。
なるほど。クラウドファンディングを使ってネットで日本全国の人からお金を出してもらい、そのリターンとしてコーヒーを淹れに行ったわけですね。
そうです。全部で12都府県を周って、40日間以上の長旅になりました。宿泊先やご飯もクラウドファンディングのパトロンの方にサポートしてもらったりして、なんとか生き延びました。
40日間のコーヒーを淹れる旅ってかなりすごいですね。想像もできません。
大変でした。でも、クラウドファンディングで出資してくれたパトロンん方たちがとても優しい人たちばかりで、とても面白くて勉強になりました。
すごいですね。また、クラウドファンディングを使って新たな活動をする予定とかあるんですか?
あります。次はいよいよ自分のカフェを開業しようと現在動いており、そのための資金調達の手段の1つとして考えています。
カフェの開業ですか!いよいよですね!どんな店にしたいとかありますか?
はい。僕は都会の忙しいところではなくて、少し田舎にはずれたところでゆっくりとした雰囲気のカフェを開きたいです。お客さんと何時間でもゆっくり話していられるような雰囲気のカフェです。
いいですねー!その際にはぜひ飲みに行かせてくださいー!

インタビューを終えて、改めてそのバイタリティの高さに驚きました。あくまで自分の好きなことに熱中して、全力になる姿は話していて面白かったです。これからも出張バリスタや今後のカフェ開業などで美味しいコーヒーを多くの人に提供していくことでしょう。
 
学生バリスタKAZUのプロフィール | コーヒースタンドKAZU
 
現在、当サイトではコーヒー業界に携わっている方にインタビューを行っています。ご興味のある方はお問い合わせまでご連絡ください。
 
 

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