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コーヒー豆をハッキングする

フィンランドのコーヒー文化について-コーヒー消費量No.2

コーヒーを世界で最もよく飲む国はルクセンブルクというヨーロッパにある国ですが、それに次いで世界で2番目にコーヒーをよく飲む国が北欧のフィンランドです。フィンランドは「かもめ食堂」というコーヒーが関係する日本映画の舞台にもなっています。

今回はそんなフィンランドのコーヒー文化の特徴などについて書いていこうと思います。

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参照記事
ノルウェーのコーヒー文化と日本に進出した「フグレン」

フィンランドのコーヒー消費量

国際コーヒー機関というコーヒーに関する調査や統計データの公開を行っているところによると、ヂンランド人は1人あたり12kgのコーヒーを消費するそうです。単位がkgで言われてもパッとしないと思うのですが、ざっくりと4杯〜5杯のコーヒーを毎日飲む計算になります。

それだけのコーヒーを飲むとなるともはやフィンランド国民全体がコーヒー中毒といっても過言ではない気がします(笑)

日本のコーヒー消費量も世界で10位前後を維持しており、比較的に多くのコーヒーを飲む方なのですが、それと比べた場合でもフィンランドは日本の3倍近くのコーヒーを消費していることになります。もはやフィンランド人にコーヒーは必要不可欠と言えるでしょう。

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参照記事
ドイツのコーヒー文化-ペーパードリップもこの国で開発された

フィンランドのコーヒー文化の特徴

フィンランドにコーヒーが伝わったのは18世紀のはじめと言われています。はじめはカフェや喫茶店ではなくて、なんとコーヒーは薬局で販売されていたそうです。コーヒーを飲めば覚醒して元気になるということで薬のような存在だったのです。

薬局で提供されていた際には人々の生活にそこまで広く飲まれることはありませんでした。フィンランドでコーヒーが広く飲まれるきっかけとなった出来事は禁酒法です。禁酒法とはその名前の通り、お酒を飲むことが法律で禁止されるというものです。

禁酒法が施行されていた時代に、お酒に変わる飲み物の需要が高まってコーヒーが一気に広がりました。この禁酒法の時代にフィンランドコーヒー文化の基盤が出来上がりました。

現在ではフィンランドではコーヒーが日常会話にも自然に溶け込むレベルまで浸透しています。例えばフィンランドでは仕事の休息時間のことを「kahvitauko」と呼ぶのですが、これは直訳すると日本語で「コーヒー休憩」という意味です。

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ちなみにフィンランドでは雇用契約の段階でこのコーヒー休憩がはっきりと明記されており、午前中、昼食後、午後の3回取ることができるのが一般的です。羨ましい(笑)

他にも、フィンランドではちょっとお茶に知り合いを誘う時に「Mennään joskus kahville」というのですが、これは日本語に直訳すると「よかったらコーヒーでも飲みに行かない?」というような意味になります。

このように日常会話にも入り込むほどフィンランドではコーヒーが当たり前のものとして浸透しているのです。

参照記事
イギリスコーヒーの歴史を変えたコーヒーハウスについて

フィンランド流コーヒーの飲み方

フィンランドでよく飲まれているコーヒー豆は浅煎りのものです。カフェで提供されているコーヒーも、家庭で飲まれているコーヒーも伝統的に浅煎りのものが多く、全体の90%以上は浅煎りのコーヒー豆とすら言われています。

抽出方法としては日本と同様にペーパーフィルターが最も一般的です。浅煎りなのでブラックコーヒーで楽しむ人も多いですが、熱さを抑えるために牛乳を入れる人も多いようです。

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フィンランドの冬はかなり寒く、コーヒーが人気である理由は、コーヒーを飲むと体が暖かくなるからではないかとすら言われています。その寒い環境のためか、フィンランドではシナモンやカルダモンといったスパイシーな香辛料をコーヒーに入れる文化があります。コーヒーにスパイシーさを追加することでより体を温めることができるためです。

参照記事
カルダモンコーヒーとは何か-香辛料を入れたインド式コーヒー

このようにフィンランドでは昔から多くの人によってコーヒーが飲まれてきています。これからも寒い冬を乗り越えるためにもコーヒーは飲まれ続けることでしょう。
 
 

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