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コーヒー豆をハッキングする

カフェの歴史!今の心地よいカフェは500年の時を経て出来た

カフェを想像してくださいと言われると、美味しいコーヒーやエスプレッソがバーで提供されて、テーブルとイスやソファが置かれた心地よい場所を想像する人が多いかと思います。

しかし、もともとカフェは出来たばかりからこのような形態だったわけではありません。時代とともに少しずつ進化して、今のようなカフェが出来上がりました。

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今回はそんなカフェの歴史について、世界で初めてカフェが誕生してからどんな経緯でカフェは進化を遂げてきて今の形態になったのかについて書いていこうと思います。

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初めのカフェはトルコに出来た

世界で初めてのカフェは諸説はありますが1475年に出来たと考えられています。「Kiva Han」という名前のカフェが世界で初のカフェだったのですが、トルコのコンスタンティノープルというところに作られました。

トルコと聞くとなかなかイメージがつかないかもしれませんが、当時のトルコはオスマン帝国という世界的な強国であり、イメージをするならばトルコのコンスタンティノープルは今のアメリカのニューヨークのような立ち位置でした。

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当時のトルコではコーヒーはとても重要な嗜好品とみなされており、もし旦那が妻のために十分なコーヒー豆を買う事が出来なければ別れる事が出来たとも言われています。

トルコではトルコ式コーヒーという方法でコーヒーが飲まれており、フィルターを通さずにコーヒーを煮込んでそのコーヒー液を直接カップに注いで飲んでいました。

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甘いコーヒーが飲めるカフェがウィーンに誕生

カフェの歴史を見ていく上で次に重要な出来事は、コーヒーを甘くして飲むという習慣です。コーヒーにコーヒークリームなどを入れて甘くしてから飲む習慣がヨーロッパでブームとなり、1529年にはヨーロッパ初のカフェも出来ました。

ウィーンがトルコによって包囲された際に、トルコ軍がコーヒー豆を置いて撤退したのがきっかけでヨーロッパにコーヒーは伝わりました。その際に戦争で活躍したフランツ・コルシツキーがそのコーヒー豆を貰い受けてカフェを始めたのがきっかけです。

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彼はもともとトルコにも住んでいたので、コーヒー豆がいかに美味しいものなのか理解していたのです。ちなみに彼は”青い瓶(Blue Base)”という名前でカフェをオープンし、それはあのウルーボトルコーヒーの名前の由来とも言われています。

また彼はそれまでのトルコ式コーヒーとは違って、コーヒーをフィルターを通してろ過し、ミルクや砂糖を入れてコーヒーを楽しむという習慣を彼のカフェで生み出しました。

彼はさらにカフェでコーヒーと一緒に甘い洋菓子などを一緒に提供する方法を考案し、それが大ブームとなり、カフェはヨーロッパ中に広がっていきました。

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イギリスに初のチップを払うカフェが誕生

イギリスで初のカフェが出来上がったのは1652年の頃でした。以前からヨーロッパではコーヒーブームのようなものが起きてはいましたが、イギリスにカフェを作ろうという考えはトルコからもたらされました。

当時イギリスの商人でトルコからの輸入品を取り扱っていた人が使用人にカフェをやらせたのがきっかけであり”The Turk’s Head”という名前でオープンしました。

このカフェは世界で初めてチップを導入したカフェであると言われています。「もし早くコーヒーを作って欲しかったらチップをください」と書かれた看板が置かれており、お客さんはそこにチップのコインを入れていたそうです。

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イギリスで初のカフェはウケて「数百円で入れる大学(penny universities)」というニックネームもつきました。これは当時の知識人や上級階層の人たちがお客さんとして訪れて社会的に交流する事が出来たためにこう呼ばれるようになりました。

この時代を境にヨーロッパでは一気にカフェが流行り、1654年にはイタリアで、1672 年にはパリで、1673年にはドイツで初のカフェが誕生しました。

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アメリカ初のカフェは社交場だった

アメリカでカフェができるきっかけとなるのはイギリスによって植民地支配を受けていた時でした。1792年にニューヨークに出来たThe Tontine Coffee Houseがアメリカ初のカフェだったのですが、アメリカでもイギリスと同様にカフェは社交場として使われていました。

当時の知識人や上級階層の人たちがアメリカ初のカフェに集まって、政治、経済、社会など幅広いテーマについて議論をしました。そのゆかりもあって、アメリカで最初にカフェがあった場所は、今ではニューヨーク証券取引所へと大きな変貌を遂げました。

イタリアにエスプレッソを出すカフェが登場

それまでカフェで飲むコーヒーはレギュラーコーヒーを飲むものが一般的でした。しかし、1946年にイタリアのGaggiaというカフェがエスプレッソマシンに多額の投資を行い、ピストン式のエスプレッソマシンを世界で初めて導入しました。

これによってエスプレッソを簡単にカフェで作る事ができるようになりました。まさに現代的なカフェの誕生の瞬間であるとも言えます。

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コーヒーチェーン店の世界展開

その後1971年にアメリカのシアトルにスターバックスコーヒーが登場し、イタリア式のエスプレソマシンを導入することで一気に拡大していきました。その勢いはアメリカだ毛にとどまらず世界中へと拡大していき、今の帝国を築き上げました。

最近では同じくアメリカの西海岸からブルーボトルコーヒーやフィルズコーヒーなどサードウェーブ系のチェーン店が事業を拡大しています。ずれはスターバックスのようにグローバル企業になっていくのかもしれません。

このようにカフェは1475年にトルコに生まれて以来、500年以上の時を経て今の形に進化していきました。おそらくこれからも大きな進化を遂げていくことが想定されます。未来のカフェが生まれる日も近いのかもしれません。

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コーヒーバーとは?立ち飲みでコーヒーを飲むカフェが急増中






 
 

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