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コーヒー豆をハッキングする

IoTをコーヒー業界に応用!wifiで操作できるコーヒーマシン-Spinn

最近何かとIoTという言葉を聞く機会があります。ざっくりと言うと最新の技術を駆使して普段の生活を楽しくしようというようなものです。僕がシリコンバレーで働いていた際にIoTの面白いお店で「b8ta」というお店がありました。

お店の中には所狭しと最新の技術を駆使したIoT商品が置かれていて、例えば自動で動くスケボー(コナン君が使ってるやつですw)とか、猫背になると背中に電流が流れて猫背が治るペンダントのようなもの(今でも愛用してますw)、車のバッテリーが上がった時にでも通用するほど超強力なスマホ充電機(いったい何時間もつんだw)など、いろんなものが売られていました。

John MacQuarrieさん(@drmacq)が投稿した写真


僕が働いていた会社もIoTを取り入れており、会社の入り口のドアの開け閉めはスマホで操作できるオートロックを使ってました。いちいち従業員に合鍵を配ったり、入館証を配ったりする必要がなくなりとても便利でした。

そんな人々の生活を便利にするIoTですが、ついにコーヒー業界にもその波が押し寄せてきています。その中でも注目されているのがサンフランシスコを拠点とした家庭用エスプレッソマシンを提供するスタートアップのSpinnです。
 
会社名:Spinn Inc.
CEO:Roderick de Rode
本社:サンフランシスコ
資金調達額:2 億5000万円($2.55M)

参照記事
コーヒー豆をNetflixのように選んで買える時代が来た!-Crema

Spinnはwifiで操作できる家庭用のコーヒーメーカーを提供している

Spinnの商品はいたってシンプルです。自分のスマホにSpinnのアプリをダウンロードすれば、そこからSpinnのコーヒーメーカーを操作できるのです。例えば朝起きた時に眠くてベットの中で特に何をするわけでもなく、ぬくぬくすることが誰しもあると思います。

そんな時にスマホでカプチーノのボタンをぽちっと押せば、コーヒーメーカーが勝手に動き出し、ベットでぬくぬくしている間にカプチーノが勝手に完成します。あとはコーヒーメーカーからカップを手にとってカプチーノを飲むだけです。
 

 
抽出した後のコーヒー豆かすも自動で貯められていき交換されるので、1杯のコーヒーを作るたびに取り替えをしたりする必要もありません。家でコーヒーを作るときにはその面倒さからインスタントコーヒーに流れる人も多い気がしますが、これなら簡単に美味しいコーヒーを飲むことができます。

参照記事
キース・ファンデルベステンとは何か?クールなエスプレッソマシン

家庭用のコーヒーメーカーは長い間進化してこなかった

CEOであるRoderick de Rodeは、今までの家庭用のコーヒーメーカーについて
 
“イノベーションが進んでいない古い業界である(It’s a very low innovation industry.)”
 
とコメントしており、そこにイノベーションを起こしてみんながもっと美味しいコーヒーを飲めるようにしようとSpinnを開発しました。

Spinnの前にも他の会社によって同じような商品を作ろうというアイディアはあったのですが、どのコーヒーマシンもコーヒー豆の無駄が多かったり、味が美味しくなかったりと問題が多く存在しました。

Spinn.coffeeさん(@spinn.coffee)が投稿した写真


優れたコーヒーメーカーを作ることに関しては世界的にも有名な Jan van HattemがSpinnの創業メンバーとして加わっており、コーヒーメーカーが自動で洗浄するシステムや、正確にコーヒー豆を挽くシステム、コンピュータによってコントロールされた水圧と水温の管理などを実装することができるようになりました。
 
“サードウェーブの美味しいコーヒーを自宅でも作れるようにしたいんだ(We want to provide an infrastructure for the third-wave roasters, these real artisanal coffee guys, to be available in your home)”
 
と力強く語っており、今まで以上に美味しいコーヒーが作れるコーヒーメーカーを提供しています。

ちなみに余談ですが、抽出した後のコーヒー豆かすはまとめて貯められていくので、よかったら堆肥や美容のために再活用して欲しいとCEOのRoderick de Rodeは述べています。

美味しいコーヒーもそうですが、コーヒーを飲んだ後の工程までしっかりとデザインされているコーヒーメーカーは珍しいですね。

参照記事
コーヒー豆かすを肥料などに再活用する10の方法【保存版】

産地からコーヒー豆を購入できるシステムも作りたい

コーヒーメーカーもそうですが、サードウェーブのような美味しいコーヒーを飲むためには、そのためのコーヒー豆選びも重要になってきます。

美味しいコーヒー豆を提供するために、コーヒー豆の選択と購入もアプリ内でできるようにもできないかと考えているところであり、今後もさらなるサービスの改善が期待されています。

Spinn.coffeeさん(@spinn.coffee)が投稿した写真


また、値段についても現在は3万円〜6万円($299〜$599)とやや高く、さらなるコストダウンを目指して技術革新を進めているとのことです。

参照記事
1億円以上の資金調達したコーヒースタートアップの業界地図

できるだけ従業員の手間をかけないようなお店用のコーヒーメーカーも存在する-Perk Dynamics-

今ご紹介したSpinnは家庭用のコーヒーメーカーでしたが、お店用のコーヒーメーカーやエスプレッソマシンの改善も進んでいます。できるだけ従業員の手間のかからない形でコーヒーを提供するためのマシンを提供しているのが、アメリカのオクラホマ州を拠点に活動しているPerk Dynamicsです。
 

 
会社名:Perk Dynamics
本社:オクラホマ州(アメリカ)
資金調達額:1億3000万円(1.3M)

 
コーヒーを専門にしていないお店などで、そこまでコーヒーの味にそこまでこだわりはないけど安くて早いコーヒーを手軽に提供したいというところも多く存在しています。そのために従業員の手間の削減にフォーカスしてPerk Dynamicsはコーヒーマシンを開発しています。

具体的には、コーヒーマシンの横にあるタッチパネルで自分の飲みたいドリンクを注文すると、その場で支払いができます。そしてあとはコーヒーマシンからそのドリンクを受け取って、あとは飲むだけです。このような、クオリティが高くて手間のかかるコーヒーマシンではなくて、あえて簡単に操作できて、従業員の手をかけずに支払いからドリンクの提供までできるエスプレッソマシンにも需要があるのかもしれません。

家庭用のコーヒーメーカーを技術力の高さを持って改善していくというSpinnのような会社が今後もたくさん出てきて、もっとたくさんの人が美味しいコーヒーを簡単に飲めるようになると未来に期待です。

参照記事
コーヒーを家まで宅配するサービスにNYが激震- Clowder






 
 

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