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前々からずっとカカオ豆とコーヒー豆は何かと似ている点が多いなあと思っていました。カカオはチョコレートやココアの原料でもありますが、カカオ豆もコーヒー豆も植物から出来てますし、そこから飲み物ができるし、なんかどっちも黒いし(笑)
コーヒー豆の有名な生産地でも、輸出に占める割合としてコーヒー豆とカカオ豆が2トップとして君臨しているケースはよく見ます。今回はそんなカカオ豆とコーヒー豆の比較を書いていこうと思います。
そもそもカカオ豆はチョコレートやココアの原料として生産されています。原産は中央アメリカから南アメリカにかけての熱帯地域の温かい地域です。植物学上はアオイ科の植物に分類されます。
カカオがどのような形をした植物かを知っている人は少ないかと思います。カカオはココナッツのような形をしていて熟すると黄色になります。このココナッツのような形をした実の中には約50個の種子が入っていて、この種子1つ1つを発酵させたものがカカオ豆になります。なので1つの実からたくさんのカカオ豆が採れます。
はるか昔のマヤ文明の時代にはカカオは通貨として使用されるくらい貴重なものでした。スペインをはじめとしたヨーロッパ諸国が中央アメリカや南アメリカを植民地支配していく過程でヨーロッパにもカカオが伝わりました。
カカオが嗜好品として気に入られるとヨーロッパの他の植民地でもカカオが栽培されるようになり、カカオの栽培はアフリカでも行われるようになり、現在のカカオ生産の原型がこの時に出来上がりました。
コーヒー豆はそのままですが、コーヒーを抽出するための原料として使われます。植物学上はアカネ科の植物であり、コーヒーノキの種子がコーヒー豆となります。コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる赤道前後のエリアで栽培されています。
気温、標高、日照量、土壌などコーヒーを栽培するために必要な条件は厳しく、世界中のどこでも栽培できるというわけではありません。コーヒー豆の原産地はエチオピアと言われており、コーヒーを抽出して飲む習慣は13世紀の後半から始まりました。
カカオと同様にコーヒー豆もヨーロッパが世界中に植民地展開を広げていく中で、途上国を中心に栽培が行われるようになりました。産地や精製方法によって味が異なるために、味を比べることもできます。
カカオとコーヒーの共通点はいくつもあります。1点目はどちらも植物であることです。カカオもコーヒーも植物の種子であり、それを加工することで商品として利用されます。
2点目はどちらも焙煎させる点です。コーヒーは生豆の状態でコーヒーを抽出しても美味しくないので、一度焙煎させた上で飲みますが、カカオも同様に焙煎加工を行います。また、どちらも焙煎具合に応じて味が変わるので、好みに応じて焙煎具合をコントロールします。
3点目は主に途上国で生産されている点です。カカオもコーヒーも栽培拡大の背景にはヨーロッパによる植民地支配の拡大があります。その影響や栽培条件の関係などから赤道付近の途上国で主にどちらも生産されています。カカオもコーヒーも嗜好品として途上国の経済を支えています。
4点目はどちらも飲み物として使用される点です。ココアはカカオから出来るのですが、まずカカオの種子を発酵と焙煎させます。次に外側の皮を取り除いて、更に油脂分を取り除いて粉砕することでできます。コーヒーも似たような過程で出来ますが、どちらも最終的にお湯をかけて飲み物として使用されます。
このようにカカオとコーヒーには多くの共通点があります。お互いの相性もバッチリであり、コーヒーを飲みながらチョコレート系の洋菓子を食べるとフードペアリングとしてお互いに相乗効果をもたらします。さすが似た者同士ですね!